モノからコトへ
時代が移り変わっていくいま、社労士業界は
法律や制度、数字や機械のようなモノを扱うがごとく
時代に逆行するかのような「者(労働者)の見方」をしている
どう使うか、どう扱うかの視点ばかりが目立ちますね
打ち出す視点が指示されれば、ひとつの方向だけに一斉に向かって動く
別の視点から考察しようとしない体質はこれからも変わらないのでしょうね
賢い人なら別の角度からの検討もしてみる価値もわかってると思いますが・・・
報酬を支払ってくれる事業主のために働くのはもちろん構わないですが
そればっかりじゃ頭打ちの業界に進歩はないのではないかと
50年目の節目だそうだが、この視点が50年前といまと比較すれば
その歳月の分だけ、労働者の意識がまったく異なる時代になっているのに
ほとんど変わらぬアプローチを続けている時代遅れの業界です
意識が変わった労働者は、ちゃんと働きたい気持ちもあるし
楽したい気持ちもあるのも間違いなくある
でも、機械のようにいっつも同じ気持ちで同じスピードで働けるわけではありません
歳をとれば体力も集中力も衰えることも想定しなければならない
法律やマネジメント方法に固執しながら人間味の欠ける機械的な冷たさ
創意工夫がみられない世界であり、そのやり方が労働者を辟易させる
なんでやる気になってくれないんだろう?って思うのは
やってもらう立場(労働者)への配慮や視点が欠けているからですよね
気の利いたことばひとつあれば・・・でもその勇気もないようです
いい言葉が浮かばない、は言い訳であり、勇気がないだけです
生産性の向上を目指すなら、労働者の気持ちの持ち方、火のつけ方が大事では?
それを難解な法律用語を並べて、こうしてくださいと言われた側の気持ち
想像したことあるならわかるはずなんですが・・・
一向に新しい視点でのアイデアも出してくるわけでもない
業界から指示されるやり方を忠実にこなすのみ
ひざを打つような、うなる展開をなにひとつ生み出せていません
ルールや順序、マニュアルが居心地が良い世界からの転身組が多い業界で
融通利かないのは仕方のないことではあるんですが
知識のインプットに頼るあまり自分で思考する主体性も欠けている人間が多い
研修会などでも質問の仕方が、〇〇な状況なんですが、どう対処したらいいですか?
って解決方法を、その答えを求めるものがほとんどです
自分はこう思うんですが、この考え方に対して意見を聞きたいです
っていう自分のもつ意見をぶつけて、意見を闘わせて磨きをかけていくような
そんな感覚や意欲に欠けている人間が実際に顧問をしているんですよね
立場が上であろうが、下であろうが意見を交わし自分の言葉や思考を鍛える
そういう人間が増えてくれれば、世間一般の知名度の低い社労士の世界も
イチモクおいてもらえる存在になるのではないかと思いますね
物の見方か、者の見方か
はたまた、者の味方か
者の味方になる人も増えていかないと
人を大切にするためにいるんですから