「身近なお年寄り」を見て思うのはどんな感情だろう
育ててくれた恩だろうか、これから忍び寄るあらゆる負担だろうか?
親の育て方がよくても、その子が育つ過程でどう判断してきたか
これによって左右しそうなのがその人の人生カンではないだろうか
人生を客観的にみることや自分の体験や知識などによって
総合的に判断してつくられるのが人生「観」だとすれば
人生を主観的にみて個々の事情によってそれぞれ異なる人生を
自分視点で一生懸命に生きた軌跡から感じ取ること
それは人生「感」ではないだろうか
人生感とは人の数だけ存在しているものである
生まれた地域や家庭環境、いろいろとあるはず
貧乏な子、複雑な家庭環境の子、身体的や精神的な不自由がある子
裕福な家庭に生まれればこその苦悩もあるでしょう
ワタクシ自身、親の繰り返し繰り返し言われたことばが
耳に、こころに残っています
子は親をみて育つし、親をみてそうなりたい、そうはなりたくない
それぞれの家庭とその過程にも事情があるでしょう
親として子を思う気持ちに子は絶対に勝てません
いつの日か、別れのときがくるとしたら
そのときまでに認めてもらえる、ほめてもらえる人生を
そしてその後も恥じない人生を送ること
それが最愛の両親への親孝行になるのでしょう
そしてワタクシ自身が自信をもって生きた軌跡を
語れるようになっていかなければならないのだと思います