「工夫してやってみなさい!」子供のころよく言われた気がする
子どもにはその時点で知らなかったことを誰かに教えてもらって
知るのであるが、それは誰かに答えを教えてもらうもの
一方で、知らないのは同じだけれど自分であれこれとやり方や考え方を
試しながら、工夫しながらみつけることで知ることもある
前者の教えてもらうというのはインプットの例であり、すでに正しいとされた
磨かれて整理された情報として、理解する
後者の工夫しながらみつける、たどり着くというのはアウトプットの例であり
自分の知らないことを間違ったりしながらも自分の力でつかみとるような
両者はそんなイメージでもあると思う
「なんだっけな?あのタレントの名前・・・顔はわかってるんだけどなぁ」
どんな時代でもありふれた光景だと思います
インターネットの発達によってもたらされたものは、検索すれば答えが出てくる
という便利さゆえにインプットの知識のやり方に頼りすぎてしまった結果
自分自身での思考がしづらくなった世界
恐ろしいことに思考しない人間の育成の環境を次々と推し進めていること
小さい子どもでも早ければ早いほうがいいと思っている
ビジネスとは別ですよ、人間ってのは
言ってももうみんな毒されてしまって遅いんですけどね(笑)
インターネットの普及前は知らないこと、思い出せないことは
いったん自分のアタマで考えたり、思い出したりしたもんです
もちろんそれしかできなかったからではあるが・・・
これこそ、自然にやってたアウトプットである
自力で「ひょっこりはん」させて出すしかない
現在の子どもたちと異なり自分の力でやるという環境があり
試行錯誤しながらたどりつくというプロセスを経験できたことが大きかったと
いまになって思います(失敗して落ち込んでまた立ち上がる、でいいんです)
2018年現在において普段通りの生活環境は大変ではあるが、たいへん便利ではある
しかし困ったときに自分で打開する能力、その意志や気持ちまで
育てる機会を失わせてしまっているということ
これによるマイナスの要素は、利便性の前では負けてしまうのです
この打開能力ってのはいろんなところで大きく影響を及ぼしてしまうんですよね
機械が機会を失わせてしまっていて
人間が生産活動すればするほど人間をダメにしていく矛盾がある
アンジャッシュの渡部のネタではないですが
「ネットみろ!」ではいまの子どもらが不憫で仕方ありません
いいオトナでさえ思考停止して、すぐ検索してしまいます
なにしろ社会全体でそう促してくるのがもうアウトでしょう
ビジネスのために販売してるけど、こういう機械に頼る前に
自分のチカラを呼び覚ますことを子どものうちに体験させてあげる
そういう特殊な配慮が必要な、難しい時代だと思います
機械を使いこなすことも、いずれは機械に取って代わる時代がきますよ
機械を使いこなす人間が得意げにしているのが
ものすごく陳腐にみえてしかたないです、すぐ敵わなくなります(笑)
機械が進歩して、人間が退化する
こんな時代になる前に人生を楽しめたいまのバブル世代以上はしあわせでしたね(笑)
これからは地獄ですよ、こころのない地獄です(笑)