さて、敬老の日に高齢者を思う・・・
社労士としてはキチンと自分の意見を持つべきネタです
敬うということへのハードルが現代はものすごく上がってる気がします
高齢者は、過ごした時代は違えども経験からくる人間の知恵を
それぞれが持っているはずです
武勇伝は嫌われてしまう世の中ですがそれをすべて拒否しては
高齢者の貴重な金言が引き出せず、ないがしろにされてしまいます
そこは、話を聞く側の引き出し方次第で教訓を伝えることは可能であり
お互いに心を寄せるきっかけにもなると信じています
時代背景が異なり、生活の利便性が異なり、経済状況が異なること
ですが、すべてがいまの時代に合わないと即座に否定するのはナンセンスです
10代から60代あたりまで過ごしてきた年月を経ている人たちの知己には
これからの時代を生きるわたしたちにとっても、別の視点の認識ができるはず
これらはわたしたちが経験しようとしてもできない経験です
若いころ貧乏で仕事も奴隷のように働かされてきたけど我慢して生きてきた
その人生を振り返り、いま思うとあのころがあったから忍耐力がついた
必死に頑張って家族のために働いた、負けてたまるかと耐え忍んだ
いまの若い人たちが選択をしなかった、する前に親が、社会が選択させなかったこと
いまなら選択しない方向へ進むしかなかった時代を生きた証がそこにあります
若いときどんなことがつらかったか、それがいまどう役立っているのか
こういう敬老の日という機会にお年寄りに聞いてみるのも一考です
次の世代へ伝えたいことは普段ことばにしないけど秘めたる想いはあるはずです
言葉で気持ちがつながる、共有できる大事な次の世代への無形の遺産
地域振興狙いまるだしの世界遺産登録だけでなく(それはそれでいいけども)
世代をつなぐ経験や教訓を言葉で紡いで、つないでいくべきではないでしょうか