キャラクタービジネスなんかの仕事にいると、物作りというか商品開発の上では、現代の若者というか、
顧客である層と同レベルの感性と言いますか、センスみたいなものが問われます。
例えば、女子高生が好みそうなアイテム、20代女子の感性など、ターゲットとなる顧客に
マッチした感性やセンスが求められてきます。
とは言え、企業の中の担当者も歳を取って行くわけですし、いつまでも若者のニーズに合った
物を生みだせるとは限りませんから、担当者の活性化や若返り、異動による流動化などが
必要になるわけです。
商品開発のレビューなんかの場で、若い商品担当者が「可愛く作った」とか「20代女子に合わせた」とか
そう言ってきた企画については、それ自体が感性でありセンスなんだから、周りの者がとやかく
言ってはならんと思ってます。
「これは、今の若者に合うかも」って嗅覚やセンスみたいなものって、定量的には測れないもの
ですし、だからセンスが大事なのです。
原宿系、渋谷系、AKBっぽい、今年の流行ファッション等など、歳取ったおじさんなんかには
到底想像もつかないものなんです。
そんな商品の開発会議で、「これが可愛い!」って開発担当者が言ってるのに、50歳過ぎた承認者の
おじさんが「どこが可愛いの?良くわからない、説明して」って。
んで、説明が上手く伝わらないってんで却下。
物の良し悪しなんてのは、「ジャニーズ好きな女子に受けそう」って程度の感覚でいいんですよ。
それを「ジャニーズ好きの女子がどれぐらいの割合いて、どのぐらい売上取れそうなの?」なんて、
訳のわからん質問するから、「じゃ、やめます」ってさ。
「受けそう」な物を若い感性で開発して、それがどれぐらい売れそうか、余るかも知れない、
なんてのは、リスクも想定して、上手く数字合わせればいいだけのことなんですよ。
東京ガールズコレクションも見たこともない、AKB48のメンバーの違いもわかんないっておっさんが、
「可愛い」の「可愛くないの」なんて考えなくていいの。
承認者がそんなことを求めるから、結局感性は説明できないものだから、せっかくのいい商品、
チャレンジ商品、センスのある商品がスポイルされ、何ともつまんない商品が市場に
並ぶことになるんです。
ビジネスセンスの本質ってこういうことなんですな。