様々な企業が、よく「すべてのステークホルダーを大切にする」と言ってたりします。
ステークホルダー=企業の利害関係者のこと。企業活動が関わる顧客市場、調達市場、人材市場、
金融市場、社会などに属する個人や集団を指す
一般的には、株主・顧客・取引先・従業員・地域社会・行政など全般のことを言います。
以前は、会社は誰の物?という問いに、株式会社なんだから株主のものであり、
会社は株主の意向にのみ合わせるのが当たり前、なんて風潮が、そうですね、5~6年前ぐらいには
ありましたかね。
企業の株主偏重傾向を、若干柔らかくするため、最近ではこの「すべてのステークホルダーを
大切にする」って言うようになってきたように思います。
ある番組に出ていた企業経営者の人がこう言ってました。
「すべてのステークホルダーを大切にすると言いますが、結局は企業が一番大事にすべきなのは
従業員なんです。従業員の待遇が良くなれば、自ずとサービスとパフォーマンスが向上し、
ひいては、顧客のためにも株主のためにもなるんです。」
といったような話でした。
私「なるほど」って思いましたね。
「すべてのステークホルダーを大切にする」
って言うと、結局主となる顧客がぼやけるんです。
企業の様々な施策の中には、株主のためにはなるが取引先の不利になる、とか、お客様のためには
なるが株主には歓迎されない、っていったことが往々にしてあります。
だから「すべてのステークホルダー」って言ってしまうと、結局どこに対しても、薄っぺらなものに
しかならないんですね。
『従業員を大切にする』
にすると、従業員のパフォーマンスも向上され、売上や株価にも好影響をもたらしますし、
企業に対するロイヤリティも上がります。
従業員を大切にすることで、すべてのステークホルダーに好影響をもたらすわけです。
いや、実際は、そんな簡単で生半可なものではないですが、企業経営者の理念としてはわかりやすいし、
結局はステークホルダー全体のためでもあるんですね。
『従業員を大切にする』
という経営を望みたいものです。