来週からお盆期間ということで、私の父も新盆ということもあり、親戚がちょくちょく集まる
ことになっています。
母方の従兄弟たちが、今日来るって言うので、昨日から実家に泊まっておりました。
ここで、我が家の心温まるエピソードをひとつ。
去年中日ドラゴンズが優勝したときに、こんなネタを書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/obusuke_1213/51781922.html
中日優勝したときに、親父が『グローブを買ってくれる』
それが、我が家のひとつの長いエピソード、約束だったわけです。
さて、中日ドラゴンズ優勝のとき、そんなほのぼの会話があった我が家でしたが、
その後日譚です。
中日ドラゴンズが優勝したのが、昨年2007年11月1日。
その日の親父の日記。
『中日53年ぶりの日本一。
これで子供の約束のグローブを買ってあげれる』
その約2週間後、私の妹の長男が中学1年生(昨年)で、野球部に入ってることもあり、
割と無理やりに、妹家族を連れ出し「グローブ買ってやる」と。
その日の親父の日記。
『○○(妹の長男の名)に「約束」のグローブを購入』
その1週間後、父は倒れ急逝しました。
今年1月6日の四十九日法要の際。
http://blogs.yahoo.co.jp/obusuke_1213/52800343.html
私は、最後の遺族挨拶のときに、この父の日記を親戚に紹介し、このように話しました。
『父は、自分の死期をどことなく悟ったんでしょうか、とにかく大急ぎで、孫にグローブを
買ってくれて、「息子との約束を果たした」と(日記に)書いています。
私は、このグローブは、単に○○(妹の長男の名)にだけではなく、私たち3人の子供たち、
そして4人の孫たち全員に果たしてくれた約束の実現だと思いますし、その約束を果たしてくれた
父にも感謝し、その「想い」は間違いなく孫たちにも受け継がれていると思っています。』
その後、その孫は、おじいちゃんの家に来るたびに、そのグローブを持ってきて、父の遺骨の前に
置いています。
私の四十九日の挨拶を、中学生なりにも理解してくれて、行動してくれてるんだなぁ~、と
感じておりました。
さて、昨日実家に行ったときの、私と次男坊とグローブをボールでなじませてる妹の長男との会話。
私 「高校行ったら硬式だから、そのグローブ使えないじゃん」
妹の長男「軟式グローブじゃ使えないかな?」
私 「やっぱ、硬さが違うから難しいよ」
私の次男「その前にボロボロになっちゃうでしょ」
私 「高校入ったら、硬式にしたほうがいいんじゃん」
私の次男「じゃ、そのグローブどうすんの?」
妹の長男「その時、このグローブはobusukeくん(私のことを甥っ子たちは「君」付けでよぶ)に
返すよ。このグローブはobusukeくんから借りてるんだし」
私と次男 「・・・・・・(感動)」
私 「じゃ、そのときは、孫たちからobusuke兄弟に返してくれるって約束でよいよ。大切に
取っておくから」
彼は、自分に買ってもらったグローブではなく、おじいちゃんが息子と交わした約束のグローブを
「借りて」使わせてもらっている、と考えているようです。
今後、彼がどういう野球選手になるかはわかりませんが、正しくスポーツマンとして
また、しっかりとした「心」を持って成長しているようで、これも私の父の財産だと思いますし、
この『最後の形見』を大切にしていきたいと思います。