眠ること、食べることなんてのは簡単で

歩くこと、座ることなんてのは単純で

今この屋上から飛び降りるなんてのは容易くて

感情とか思考の一切を氷点下まで下げればいいだけの話



一人の時以外は愛想のいい仮面をつけて

常に誰かの為に思い、話し、動いて

自分の気持ちは二の次三の次にして

手をつけなければ良いだけの話



それをしないのは、困る人がいるから

ずいぶん昔に人間味を捨てた私に手を差し伸べてくれた

その人が本当に困るから


だから


眠れなくても、暴飲暴食気味でも

立ち止まっても、立ってなきゃいけなくても

屋上から見下ろすことしかできなくても

今の感情に振り回されてる方を選んだ


無愛想なのも

自己中心的な思いも言動も

他人の事が二の次三の次なのも

こんな時くらい自分のことに手をつけたいってわがままを通した


その方がまだ人間らしいって言ってくれる人が隣にいるから

その人を私の自棄で困らせたくないから

やろうと思えばできるけど

まだ最期の選択はしない