アユ | うちの父ちゃんはアフリカン

アユ

今日は少し早めに仕事を切り上げ、久々に美容室へ行ってきました。

私が使っている美容室には、常時10人前後のスタッフが詰めています。

その中からランダムに担当が決まるわけですが、今回は20代半ばくらいのおとなしそうな美容師さんがついてくれることになりました。


美容室での数時間を気持ちよく過ごせるかどうかは、全てスタッフとの相性にかかっています。

私は基本的におしゃべりな美容師さんが苦手なので、


――今回は当たりかも、ラッキー♪――

…などと思いつつ、鏡の前に腰を落ち着けたわけです。

さて、頭を彼女にゆだねることしばし。
ファッション雑誌に目を落としていた私に、背後の彼女がおもむろに話しかけてきました。

「お客様、鮎はお好きですか?」

――開口一番鮎の話題とは見かけによらず渋い人です。



ああ、でもそういえばそろそろ簗(やな)も解禁だっけ、今年は子供達を連れてつかみ取りでもしにいくかなぁ…てなことをぼんやり考えつつ、


「ええ、好きですよ~」
と答えたところ、彼女、それはそれは嬉しそうに、



「わー、私も大ファンなんですよ~♪先月出たCD買いました~?」


――ど、どうやらアユ違いだったようで…(--*

お洒落な美容室で「あゆ」と言われてすぐAyuを思い出せないあたりが、私の悲しいところです。


「やっぱ鮎は塩焼きよね~。そんでもって一緒にビールをキューッと!」


…などと、トンマなことを言わなくて本当に良かった…。