七月歌舞伎座 源氏物語を観てきました。
いつものことですが、ネタバレ満載なので、知りたくない方はお気をつけてー。。


美しかった❗️海老蔵さんの光源氏、プロジェクションマッピング、衣装、オペラ、音楽、お能、いけばな。いずれもうまく物語に溶け込んで、素晴らしいラブ

元々源氏物語が大好きなので、前から観たいと思ってました。海老蔵さんの源氏はイメージにぴったり。顔が綺麗ですし、直衣の袖をふわっと広げて座る姿も素敵。
オペラとチェンバロの音が、こんなに源氏物語に合うとは。素晴らしいテノールとカウンターテナー。響き方も良かった。

そしてお能。どう絡むのかなーと思ってましたが、なるほど❗️そうだよねー、お能には葵上という演目があるんだから、六条御息所のところでやらねば。六条の嫉妬と苦しみが美しく、おそろしく表現されてました。

プロジェクションマッピングは、波や桜も美しかったですが、御簾越しの表現がとくに好きでした。実際にその場にいたら、こんな見え方するのかも。

右若さんの源内侍が面白く、物語を展開させてました音譜すごいですね音譜芝のぶさんの御息所の侍女も存在感あったなあ。

カンカンも頑張ってました❗️小さな光る君や春宮の不安な気持ち、伝わりましたラブ最後に出てきて手を振ってくれるとなんだか嬉しいし照れ照れ

舞台の上の表現も料紙のようだし、とても美しい絵巻物を見ている感じで、その芸術性には心満たされるのですが、、お芝居が少ない、、かなあ。台詞のやりとりがもっとあると良いなあと。源氏の哀しみはよく伝わってきて、表現はされているのですが、一人称の回想にも思えてしまうかな。舞踊劇、、と位置づけるならば、お能の力の方が強く出てしまうだろうし、、。

でもこの美しさはすごいですから、ぜひぜひ女君をたくさん出して、海老蔵さんの源氏でそれぞれとの物語を紡いで欲しい音譜

それぞれ誰がいいかなーなんて。
私は朧月夜が好きなのですが、米吉さんどうかな。桐壺、藤壺、大人になった紫の上は同一人物で、壱太郎さんとか。。児太郎さんは今回、色々なさってましたが、その一つの明石の君が良いと思うな〜。
あ、筋書みると、多くの役者さんたちが好きなのは夕顔はてなマークなぜでしょうはてなマーク

今日はこの上なく美しいものを見て満たされましたラブラブ色々盛り込んでも、それぞれの美しさが損なわれることなく輝いているのってなかなかないかも。歌舞伎、お能、オペラ、プロジェクションマッピング、いけばな。この競演は必見ですおねがい