以前に書いた恋愛小説です。笑
恋が愛に変わる時
ヒロシと香織は同じ高校の3年生です。
付き合って半年になります。
ヒロシは高校の3年間サッカー部に所属して3年のときにはキャプテンとして全国大会にもでました。
香織は1年の夏からサッカー部のマネージャーとして部員を支えてきました。
香織がサッカー部のマネージャーになったのは1年の夏休みに入る頃でした。入学式のときにヒロシを見て好きになり、勉強と忙しいサッカー部のマネージャーを両立できるか迷ったのですがヒロシのことが好きでマネージャーになりました。
サッカー部の練習は朝練と放課後の練習とでプライベートな時間はほとんどない毎日でした。サッカー部のマネージャーとして部員と行動をともにしているのですがヒロシとは2年の終わりまでほとんど話をしたこともありませんでした。
ところが転機がおとずれました。2年の終わりにヒロシがキャプテンになったのです。マネージャーとしての立場上、ヒロシと会話するようになりまた。
ヒロシはキャプテンになってから香織と話をするようになり香織の女性らしい気遣いとか 控えめなところに惹かれ香織を意識するようになりました。
3年の夏にヒロシは自分の気持ちを香織に伝え、2人の交際がはじまりました。
でも 同じ部活のキャプテンとマネージャーという立場上 交際してることは誰にも秘密でした。
卒業まじかの1月同じクラスの達也から電話がなりました。
内容は ヒロシと夏くらいから付き合ってるだろ という内容でした。香織は否定しました。付き合ってないなら今度の日曜に映画を観に行こうと強引に誘われて断りきれずに映画を観に行きました。映画の帰りに まっすぐ帰ると人の目につくからと少し回り道をしました。途中にラブホが5件ほど並んでいる一角があって 達也に手を引っ張られて強引に中につれていかれそうになたのですが、なんとか逃れ無事に帰宅することができました。
それから3日後にヒロシと会った時に 達也とラブホから出てきたとこを友達が見ててそのことをたまたま耳にしたと言われて、映画を観に行ったことはヒロシに話しました。それを聞いたヒロシはそれ以上は何も聞かず去っていきました。
次の日にヒロシからメールが来ました。
もう付き合うのは無理だ。別れよう。
その後は 卒業式のときに少しヒロシの姿を見かけただけでした。
あれから5年の月日が流れまた。
ヒロシは大学を卒業して社会人になりもうすぐ1年になろうとしています。
一週間の出張から帰って郵便物を見ていたら5年前に別れた香織からの手紙がまじっていました。消印をみると5年前の3月2日になってました。学校が卒業の記念として郵便局とタイアップして5年後に届くレターという企画があったことを思いだしました。ヒロシは当時の監督宛てに書いたことを思い出しました。
香織からの手紙にはこう書かれていた
5年後の私もあなたのこと愛してます
もうあなたのもとに戻ってもいいですか?
3月1日18時 初めてデートしたスタバで待ってます
時計を見ると20時半だった
5年前に出された手紙に書かれた約束なのだが ヒロシは迷わなかった。
時間も過ぎているがとにかく行こう。
スタバに着いた時には21時になっていた。店内を見渡すと見覚えのある顔がこっちをみてた。
ヒロシは香織のところに行くと
「3時間も待たせてごめん」
と言った。
「平気よ。5年待ったから3時間なんて平気よ。」
香織はただ待ったのではない。ヒロシの彼女として恥ずかしくないように努力もした。料理も覚えた。男性からの誘いも断り続けた。一人きりのクリスマスも何度もすごした。
「僕は君を5年と3時間も待たせたんだね」
そう言うとヒロシは香織を抱き寄せた。そして人目もはばからずに口づけをした。
それはヒロシと香織との初めての口づけでもあり、香織にとってファーストキスでもあった。

