焼けたよ、ハニー。涼しさも一進一退の今日この頃、如何お過ごしでござるか。毎年この季節になると、田圃一枚挟んだ向こうの集会場で、秋祭りの練習をやっているで候。遮る物がないので、チンコンチンコンピーヒャララという音がダイレクトに届くので御座るが、数年前からそれも新しい記憶を呼び起こすので御座る。そう、この頃Licks立ち上げたよな、という感慨で候。あれから二年、順調に完成に近づいているので御座る。
さて。
今回はまた、ガンプラ完成です。
少し前にも一度話しましたが、今は毎月モデル・グラフィックスを買っていて、その前はホビー・ジャパンを買っていた。模型情報誌は見ているだけで愉しいのだけど、モデ・グラの方はツールにしっかり紙面を割いているので私の好みに合うのね。
で、そのホビー・ジャパンの頃に付録で、ザンライザー改造キットなるモノが着いていた。模型誌は珠にこういうことがあるので、それもまたウキウキさせられるのだけど、そのまま嗜好に寄り添っているかというと疑問なのね。でも放っておくのも勿体ないから、頑張って作ってみた。
造形は嫌いじゃないよ、嫌いじゃないけど、そもそもダブルオーガンダムというのに、まったく思い入れも何もないので、資料もないし、コレが完成、というイメージがなんとなく湧かない。いつもの通りに説明書を基本に色を塗って、仕上げたけれど、果たしてコレが正解かどうか。
今回の場合ホビー・ジャパンの付録なので、あの分厚い本を横に置き、にらめっこしながらの作業。いつもの説明書だけよりは幾らか手順的なモノ、手を加えるべき処が指南されているので楽と云えば楽。なので、ほぼ同時に進行していたダブルゼータの時にも触れたとおり、肉抜き穴をエポキシパテで埋める、という作業をこれでもかとやってみた。
肉抜き穴を埋めるのは、幾つか種類があって、最近私もディティールアップのついでにちょこっとやってみたりするけれど、だいたい上手くいかない。ディティールアップパーツか、プラ板で埋められればいいのだけど、なかなかそうはいかず、次に手を出すのが、エポキシパテになるのね。コレが何というか、何度扱っても上手くいかないのよ。何度、というほど頻繁には使っていないけど、だいたい表面がガサガサになる。二種類の物質をこね回す仕掛けになっているんだけど、上手く混ざってないんだろうね。ホットケーキミックスじゃないが、ダマになってしまうわけ。量の差配もなかなか見当がつきにくいし。
それでもなるべく丁寧に、時間を惜しまず、やったつもりなんだけど、どうも上手くいかない。なぜなのかはわからないけれど、いつもの多少荒っぽい仕上がりに落ち着く。これはもう性分というか、私がやるとそうなる、と諦めるしかないのだろうね。
塗装に関しても、久しぶりに模型誌を参考にしてみたけど、私のような仕上がりの作例は皆無なわけで、もうちょっとキレイな色で仕上がっている。それを見て思ったのだけど、アアこれってしま♪さんカラーなのかもしれないな、なんてな。オリジナルとは云わないけれど、私が作るとこうなる、というある種の個性なのだと思うのね。
ああ、遂にプラモデルもその境地に至ったか、と。
同時並行的に、エレクラの発掘作業も進めていまして、今までガンプラ一辺倒だった時間をペース配分しているのね。必然、ガンプラ制作の進行は遅くなるけど、その分エレクラの曲発表が増えるんじゃないか、と。
そのエレクラも、ギターにしろ、曲にしろ、いつの間にかしま♪さんメロディー、しま♪さん編曲、みたいな癖というのか、そういうのが歴然とわかるようになっているのね。今は逆にそれが、なんだまたコレか、というような気がしてモチベーションを下げる一因になっているんだけど、でも考えてみれば、別に悪いことじゃないよな。
今手を付けているエレクラの発掘品も、ほぼ一から作り直しなんだけど、しま♪さんらしいな、という感じにドンドン向かっていく(笑)。その辺開き直ると、愉しくなってきたりして。ずっと前に、エレクラの作業に行き詰まったのは、またコレ、と気がついたことから始まったんだけど、ようやくリハビリを抜けたって事なんだろうか?
エレクラに限らず、小説もなんとなくそういうモノを感じていて、遂にプラモデルにもしま♪さんカラーが露わになってきたということは、まんざら何年も、他人の財布を充てにしてそれでも構わずやってきた甲斐があったって事なのかもね。
ただし、しま♪さんカラーが出ても、それが世間とシンクロするなり、寄り添うなりしているか、というとそうではない(笑)。ここが厄介なところで、結果、私の個性が如実に出ても、意味があるわけではないのね。もちろん、お金にもならない。そういうのを世間では、無駄、と呼ぶのだよ。
でもね、と言い続けるのがしま♪さんの一生かもね。分かる人には分かるんだよ、ってね、あんまり望ましい人生ではないけれど、何もないよりはマシよ。それに、やってりゃなんか個性が出るもんなんだよ、特に好きなことはね、って云えるのは、結構な世の中に対するメッセージになるのではないかな。
このまま涼しさが落ち着けば、ガンプラ制作は捗るはずですが、案外冬はあっという間にやってくる。そうなると、コタツにしがみつく生活になるので、必然、小説の方に軸足が移る、と好いんですが。
なんてね、今回仕上げにシールを使ってみたよ、って云ってみました。普段キットに付いているシールは使わないんですが、ダブルオーの場合そういうわけにもいかず、一部使っています。RGが出ているので、そちらのデカールを流用、とも思ったのですが、賢いやり方とも思えず、手っ取り早くシールにしたのね。でも、できれば使いたくない、というのもしま♪さんの拘りなんだな、ってコトで。
それではきょうはこの辺で、ごきげんよう。