なんでzeitをはじめなきゃならなかったかというと、
オベリスクでもパターンを重視したプロダクトは作ってたんですが、
結局バイヤーが飛びつくのは、スカルとかの刺繍が付いてたり、
装飾性の加工が派手だったり、
見た目に「やってます!」的なわかりやすい物ばかりだったのです。
別にそういうのが嫌いというわけではありませんが、
でも自分の性分として洋服が布など平面を3次元のものに変換していく時に
パターンは空間として絶対外せないテーマだし、
もっと上の物作りを目指すならパターンのオリジナリティーは
必要だと思ったのです。
この場合のパターンとは洋服学校で習うナントカ式の
パターンの洗練化ではなくオリジナリティーのある空間を作る為の
パターンということになります。
つまり「パターン=構造」の作品化と言えるものです。
洋服の構造自体をテーマにしたブランドがZeitなのです。
これは絵画でいえば抽象絵画と言えるでしょう。
抽象絵画というのは絵画の構造そのものを
テーマにして作品化したもののことですから。
これに対してobeliskは具象絵画ということになります。
具象絵画というのは何を書いたか、主題があるのが具象絵画です。
長くなりそうなので続きはまた今度。