ネットでクラゲを掬っていたら木片の様なものが流れていて、良く見えないが斑点が綺麗なので、木片では無さそうなので掬ってみた。
ウミウシの仲間のカノコセキワタのようだ、流される事が有るのですね、見つけようとして見つかるものでは有りませんが、特別珍しいものでは有りません。
普段は泥砂底を動いていてカラフルで非常に可愛い、この仲間は、セキワタガイだと思っていましたが、検索するとガイ（貝）は付かないのですね、この仲間で、割と見られるのはカラスセキワタが有ります、真っ黒な個体を多く見ますが、カノコセキワタのような斑点模様が綺麗な個体もいますが、青い線が有ったり、斑点が大柄で少ない事が違います。
【動画】YouTube動画
BGM: 不思議ちゃんオーラ by OtoLogic(CC BY 4.0)
https://otologic.jp/
この水槽は小さくて水深が浅いので、泥砂を敷くと流れ出して海水の循環経路に影響が出そうなので敷いていません、カノコセキワタには明る過ぎて落ち着かないかも知れませんが、意外と動かないです、水中で見ると結構早く動き回っていますが、この水槽では中々動き回らず、ひっくり返っている時も多く、弱っているのか心配になる事も有りましたし、撮影に時間が掛かりました。（動いている部分のみ繋ぎました）
水槽で観察していて気付いた事は、殆ど中性浮力なのですね、水槽を揺らすと何かに付いてはいないのでふらふらします、底面や側面に沿って動いている時に、その面に付いていない事が多いです、今回の動画を見ても付いていない事が多いですし、体の底面から側面にかけてツルっと丸まっていて吸い付ける構造では有りません。
肉食で砂地の小さな貝類を食べている筈なのに、口は正面に付いています、底面につぃていた方が食べやすい気がしますが・・・
動画の中であくびの様に丸い口を大きく広げているのが見えます、口が正面に付いているので、水槽の底面の物を食べようとすると、くの時になって口が吸い付いている様に見えます、水槽では体がひっくり返っていて動かないのを良く見掛けましたが、このくの字姿勢からひっくり返り、違和感が無いのかそのままで態勢を戻そうとしない事も多い様です。
何もない水中で透明な構造物を乗り越えるような動きも有りますが、スクーバダイビングの中性浮力で重力の影響を受けずに、水中のどの方向にも３次元的に動ける感覚に似ていますね。
カノコセキワタには迷惑な事かも知れませんが、ベアタンク方式で水槽内に何も入れないと隠れる場所が無いので、今まで気づかなかった事が分かりやすいですし、間近で見ていると飽きないで、更に美しいです。
オブロン水槽に入れると濾過槽が付いているので、水質悪化を気にせずに安心して観察出来ます。
ただ、水槽の蓋との間や、下部の濾過槽とオーバーフロー水槽の間などに、毛細管現象で水分が染み出す事が有り、淡水ならそのまま蒸発するだけですが、海水の場合水分が蒸発した後に塩分が残り、３日もそのままにしておくと塩だれと呼ばれる現象が起きます、実は動画の中にも映っている場所が有ります。
【JellyClub】
クラゲ水槽の専門店です、オーダー水槽や飼育相談も受け付けています、クラゲの販売も始めました。
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