超小型オーバーフロー水槽 【オブロン】のブログ

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超小型オーバーフロー水槽 オブロン S-15 の使用例や情報交換のブログです。

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 カブトエビが大量に居た水田にはホウネンエビは殆ど居なくて、居てもすばしっこく逃げて中々捕獲出来ない。

 路地を隔てた別の水田を見ると、ホウネンエビがうじゃうじゃ居る、逆にカブトエビは数個体しか居ない、カブトエビが少なくてホウネンエビが生き残ったのでしょうか?すぐ隣の水田なのに状況が全く異なる。
 ホウネンエビが多い水田には大きなミジンコが多く、通常のミジンコよりも遥かに大きなミジンコがうじゃうじゃ居た。
※オオミジンコ?なのか、尾爪を見るようだが良く分からない。

動画【YouTube】


BGM: 早朝の静けさ written by マニーラ



 遠目に見ると、ちびイカの群がりの様に見えます、朱い尾が腕で鰓脚をもつ胸部が胴体の様です、動きは逆かな?
 捕獲直後は体が緑で尾が朱く綺麗だったが、2日ほどすると体色は色褪せて行った、藻類のクロロフィルの緑だったのかな?
 顔にシールドの様なものを付けているのがオスで雌雄は分かり易い、でも、これがエビに見えますか?(ミジンコの仲間です)
 体長は2cm程で逆さになって泳いでいる、飼育直後はミジンコや泥が舞っているがオーバーフローで流れ出して水は澄んでく、撮影は捕獲直後から行っているが、この動画では先に1週間ほどして水が綺麗になってからの画像、動画の後ろの方に濁ってはいるが産卵しようとしている様子をお見せ出来る様に採集後2日の動画を付けている。
 保育嚢が動いているのが見えますか?エビは卵巣から腹肢へ卵が運ばれた時を産卵と言いますが、ミジンコは単純に保育嚢から放卵する時を産卵と呼ぶようです。
 残念ながら動画には映っていませんが、産卵時は腹側を底に向けて跳ねるようにして、3~5個を産卵しています。


 ホウネンエビの卵らしき球体、乾燥したブラックペッパーを白くしたような感じで小さい。

 ミジンコはオブロン水槽から流れ出してしまうので、最初から別容器に分けて様子を見ていた、大きなミジンコの死骸には卵を背負たまま死んだ個体が結構いる

 この個体も、死骸だが大きな卵を背負っている。


 卵を背負ったまま死んでいる大きなミジンコが結構いたので、ミジンコが分解して卵が外れるのを待って底に沈んでいる泥をソーティングしてみると、同じく鞘に2個セットで入っている白い卵が有る。
 良く見ると、白い卵は既に鞘から2個共無くなっているものや、1個無くなっているものが有る、未成熟卵かと思ったが、耐久卵にならずに孵化するタイプの卵だろうか?


 ホウネンエビの卵らしきものと、大きなミジンコの卵2種を比べてみた。

 もう少し水に入れたまま静置し、鞘に入った白い2個の卵が孵化するのか様子を見て、変化が無い様であれば、全てを乾燥させて耐久卵になっているのか調べてみたい。

 カブトエビが優勢な水田と、ホウネンエビが優勢になっている水田の来年の状況がどうなっているのかが楽しみだ、局所的に極端な天候が起こらない事を願っています。

 池や田は私有地なので、海と違って採集や観察には許可を得たり、道路端の直近での行動に限って行って下さい、また、浮遊物以外は持ち帰らない様に、最善なのは所有者を探しお願いをする事です。(多くの場合、ちゃんと説明をすれば、クラゲ採集と同じで、物好きだねと笑われる程度で許可が得られると思います)

 あとは、閉鎖系の場所なので採集場所などの詳しい情報は伝えないようにして下さい、ご自分で探しましょう。







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