今回の東京都府中スマートIC建設計画問題の件で、近隣で一緒に反対している人たちからよく言われる言葉が「頭にきてしょうがないけど、今回の計画って国で決めたことなんでしょ?」ということ。


私から言わせてもらうと完全に府中市側に丸め込まれている理屈。

・・・・よーーく、考えてみてもらいたい。


今回の計画は厳密にいえば、国土交通省が地域活性化を目的として各地にスマートIC導入することを推進していることは報道等でわかっている。しかし、日本国や東京都が、この府中市のこの府中バスストップ周辺にスマートICをつくりなさいとは府中市には命じていないということ。厳密にいえば、東京都が府中市にスマートICを作れとも言っていないとのこと。東京都としては「東京都内、都下の中でスマートICを作りたいところがあったらお知らせください!お金をあげるから」という呼びかけをして、なんだかわからないが、府中市が建設計画に手を上げたということ。


だから、府中市が今回の計画に手をあげなければ今回のような事態にはならなかったということ。

ゆえに、国で決まったことではなく、府中市がなんらかの目論見があって今回の建設計画にのりのりだということだ。


あともうひとつ言われることは、「今回の計画に関して便利だと周辺住民は喜んでいる」との意見だが、建設計画地から離れた人たちからしてみたら「ないよりあったらいいよね♪」という熱の程度の賛同であり、「熱烈建設歓迎☆」という賛成とはかけ離れているということ。


IC(インターチェンジ)がこのあたりになければそりゃ必要なのだろうが、ここから一キロ新宿寄りには稲城ICチェンジ(このICは山梨への上り&下りはないが)、そこから2キロ新宿寄りには調布IC(インターチェンジ)がある。

あとここから5キロ山梨方面に行くと府中国立ICが存在するのだ。今でも不便ではないのが現状だ。


ただし、府中市のお考えだともっともっと利便性を計るために今回のスマートICが必要なのだという。都市整備&利便性の向上のためには、近隣住民は現在以上の空気汚染、震動、騒音に対しても「我慢してください」の一点張りだ。


そんなに遠くないところにインターがあるのに、2キロや1キロ置きにスマートICなんか作られたらどうなるのか想像してみてください、恐ろしいと思いませんか?


あと本当に利便性だけが目的なのかな?とも思ってしまいますよね(笑)。

今回の建設計画が実行されれば何十億単位のお金が動くんですよ。


まるきり戦後ニッポンに逆戻りの構図。


弱小市民にはそんな発想しか思いつきません。