ある話
このあいだ、
中国人の方と話す機会があったのでその時の話を書きます。
その中国人の方は、8年前に言葉もしゃべれないまま、
大分の大学に留学生として日本に来ました。
空港から送迎で大分の大学まで連れて行ってもらったとき、
2時間ぐらい車を走らせると、どんどん山奥に入っていったそうです。
彼はどんどん不安になって「拉致されるのでは」と震えていたそうです。
彼は幼い頃から、学校では昔日本が中国に対しておこなっていた行為を教えられ、
反日感情があったから、山奥に連れて行かれることに、
すごく不安になっていたと、当時の状況を語ってくれました。
しかし、実際に日本で生活し学校の先生の対応や、
近所のおばあちゃんなど、とても親切にしてくれることに驚いたそうです。
とくに、おばあちゃんは、郵便局に行くにも一緒にタクシーに乗ってくれて、
料金とご飯代までもらい、口座開設の仕方まで面倒みてくれたそうです。
その時、彼は知らない人間にここまで親切にしてくれることに、
涙を流してしまったそうです。
それぐらい、中国で教えられていたことと日本人のやさしさに
ギャップがあり、感動してしまったと話てくれました。
彼は、日本に来なければ反日感情は絶対に残ったままだったと。
なんでも、自分で体験することが大事なんだと語っておりました。
そんな彼は現在、旅行や留学のカウンセリングとして、日中の
架け橋になっていると自信をもっており、
社会貢献が果たせる、最適な仕事に出会えたと喜んでおります。
なんだか、彼から学ぶべきことがたくさんある話を聞かせてもらえました。
おそらく、このブログの読者でも
決断や行動の一歩を踏み出せないでいる人もいるかと思いますが、
なんでも、やってみることが大事なんだと思っていただければと思います。
すみません。偉そうに書かせていただきました。