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終戦まもなく上野動物園で飼育係をはじめた西山登志雄さんがモデルの漫画です。いろいろお話したいことはありますが、どれか一つといえば、このお話。
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戦時中の飢えから解放された日本。来園者でにぎわう日曜日の翌日、動物園の動物は食べすぎが原因で体調を崩します。
「月曜病」です。人に飼育されている動物なので、来園者が投げたものを際限なく食べてしまうのです。

ある時、来園者がキリンにミカンの皮を投げると、キリンはおいしそうに食べたので。ミカンの皮を投げる来園者がどんどん増えていきます。
飼育係が止めようとすると、戦地から帰ってきたばかりの軍服姿の男性が、あんなにおいしそうに食べているのになぜ止めるのかと叱りつけます(戦没者の死亡原因の第一位は餓死)。

やがてキリンは死んでしまいます。解剖すると、胃の中には大量のミカンの皮。
キリンが死んだと書かれた立て札を見た来園者は、
飼育係のせいでキリンが死んだのだと決めつけます。
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他にもお話ししたいエピソードがありますが、また別の機会に。