桜美林大学サービス・ラーニング・センター

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SLC-V(サービス・ラーニング・センター・ボランティア)が交代で近況を更新したり、情報を公開していきます☆

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日に日に暖かくなってきていると思えば寒くなったり、
体調を崩されている方も多いかと思いますが、
みなさんいかがお過ごしですか?





もうすぐ4月
新生活、新学期をスタートされることと思います。
別れの時期を経て、また新たな出会いの季節となりましたね。
SLC-Vも4年生が卒業し、新たなメンバーで
活動を引き継いでいくこととなりました。





私自身はこの季節がとても苦手です。笑
先輩との別れはとてもさみしいし、
授業も新しくなって、また顔馴染みのない人たちに囲まれるのか...
そう思うとそわそわしてしまい、いつも帰りにSLCに立ち寄って、
誰かいないかなぁと期待してしまうのですw





 


前置きが長くなりましたが、
今まで応援してくださっていた方はもちろん、
これから興味を持ってくださる方も
今後のSLCの活動を見守るとともに、
時には私たちの企画するイベントに
参加していただけたら幸いです。






新メンバー一同、
さらに活動の輪を広げ、
もっと多くの方々を巻き込んだ活動を
していきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。




 


つきましては、震災に関連し、
写真展を開催することとなりました。





photo:01


 


歩み~震災からの2年~


期間:4/16~26

場所:明々館1階ラウンジ

時間:10:00~18:00


 


この2年の間にたくさんのボランティアの方々が現地に入り、
さまざまな活動をしてきました。
桜美林大学からも本当にたくさんの
学生が活動に加わってきました。
少しずつではありますが、現地の状況は変化してきています。
その少しの変化に気づくことが出来るのも、
私たちは実際に現地で活動をしたからだと思います。
しかし、まだまだ支援は必要な状況です。
何かしたいけど一歩が踏み出せない、
何をしていいのか分からない。
そんな思いのある人にぜひ見てほしい。
そんな思いを抱いていること、
それ自体が大きな一歩だと私は思っています。
明々館1階ラウンジで開催することもあり、

気軽に立ち寄れる場所になっておりますので、
お友達もお誘いあわせの上
ぜひ足を運んでみて下さい。





SLC-Vでは熱い思いを持った人たちが活動をしています。
この機会に震災の変化を見るとともに、
私たちSLC-Vがどんな活動をしているのか
知っていただけたら幸いです。




みなさんのご来場を心からお待ちしております。




SLC-V 新4年 栗原伽奈


こんにちは!
今年もだいぶ寒くなってきましたね。

遅くなってしまいすみません!!
今年の学園祭でSLC-Vが11月3日(土)に開催したトークセッション
「これからの僕らは ~震災から見つめなおす豊かさ~」
の報告をさせていただきます(^_^)

当日ご来場くださった方々、様々な視点から貴重なお話をしてくださったパネリストのみなさま、この企画に携わってくださったすべての方々へ、本当にありがとうございました。

今年度のトークセッションの目的は、身近なことから生活を見直し
「一人一人の心に問題を落とし込めて、考えてもらう」ことでした。
パネリストとして
桜美林大学リベラルアーツ学群メディア専任教授 早野透先生
桜美林大学リベラルアーツ学群国際協力専任教授 滝沢美佐子先生
桜美林大学リベラルアーツ学群倫理学専任教授 中島吉弘先生
桜美林大学卒業生 淵野辺つるや呉服店 萩生田康治さん
に参加していただき、第一部ではそれぞれの専門分野や日常生活からお話ししていただきました。

来場者のみなさまにも赤と青の画用紙をあげて意思表示をしていただき、参加型トークセッションということで、ともにトピックについて考えていただきました。

桜美林大学サービス・ラーニング・センター-トークセッション風景

1 スマホを持つことは私たちにとってプラス?マイナス?
では、スマホについて、危険時の安否確認のしやすさ、便利さ、情報の拡散などの利点の一方で、正確な情報の見えづらさ、思考力・行動力の低下、漢字が書けなくなる、中毒性などのマイナス面があることも確認することができ、今後スマホをうまく使っていく中でも注意すべき点を忘れないことが大切だと気付かされました。

次のトピック、2 仕事を休んででも子どもの授業参観に行く?行かない?
では、それぞれが家族について考え直す時間になったと思います。授業参観は子どもの成長を見守るため必ず参加する、という考えの一方で、仕事を断る勇気がない、休みが合わないなど、どうしても行けない状況にある方もいらっしゃり、参加しやすくするためには学校側の工夫や職場の理解なども求められてくると感じました。また、子育てに対するプレッシャーについても話題になり、家庭内だけでなく地域の方とともに子どもを育てていく意識は重要だと気付くことができました。

そして、3 野菜を買うなら八百屋?スーパー?
では、新鮮さ、人との会話、便利さ、安全性、価格、産地などなど、さまざまな視点から考えることができたと思います。

最後のトピック、4 震災から気づかされたこと
では、パネリストのみなさまに順番にお話ししていただきました。
私自身も自分の変化をふりかえり、パネリストの方々のお話から自分を見つめなおすことができました。
滝沢先生が、「日本に住む覚悟を決めたのも震災があってから」だとおっしゃっていました。私は果たしてそのように重大な覚悟をもって今日本に住んでいるのかと、自分自身に問うきっかけになりました。

第二部のグループディスカッションでは5~6人の輪を作り、震災から自分自身の中で変わったこと、自分にとって幸せとは?というテーマを軸に、考えを共有し合いました。

桜美林大学サービス・ラーニング・センター-グループディスカッション風景

単なる震災ではない、複合震災であった3.11。地震、津波、原発、、
依存してきた携帯は意外ともろかった。福島原発からは、今も放射能が流れ続けている。
一日に約100人が自ら命を絶つ日本。顔を合わせた”会話”がどんどん減っている日本。
みなさんには、自分の大切な人を想う余裕がありますか?
こんな巨大な不安に押しつぶされながら暮らすことは、”豊か”なのでしょうか?
むしろ、この巨大な不安たちと向き合えているでしょうか?
みなさんにとって、豊かさ、幸せとは?

これからの日本を支えていくのは、わたしたち若者。
わたしたちがずっと考えていかなくてはならないこの問題を、より多くの人々と共有していかなければならないと、改めて実感しました。
この日それぞれが葉っぱに書いた“幸せ”を心に留めながら過ごしていきたいですね。

桜美林大学サービス・ラーニング・センター-木

また争いが 自然の猛威が 安らげる場所を奪って
眠れずにいるあなたに 言葉などただむなしく
沈んだ希望が 崩れた夢が いつの日か過去に変わったら
今を好きに もっと好きに なれるから
あわてなくてもいいよ
to U/Bank Band with Salyu


SLC-V 茂澤いずほ

みなさま、こんにちは!

先日、連続セミナー第4回目となります中島吉弘先生による講演会についてご報告させていただきました。そこで行いましたアンケートより、ご来場いただきました方からのご質問やご感想に対し、中島先生ご本人よりお応えをいただきましたのでこちらでご報告させていただきます。また、このアンケート報告が大変遅くなってしまったことを、この場でお詫び申し上げます。アンケートにご協力いただいた皆様はじめ、いつもブログを読んでいただいている皆様、申し訳ありませんでした。

これからもSLCVブログをどうかよろしくお願いいたします。



≪来場者アンケート報告≫

◆ 朱色で区別したところが、中島先生からの回答箇所となります。

1.質問 2.感想・その他

Yさん

1.安心、安心とメディアにコントロールされていた私たちですが、これからの未来にそういったコントロールがあるかもしれません。それに対しての対策はどうしたらよいでしょうか? →まずは権力とは何かを知り、批判的思考力を身につけることですが、そのためには「方法的懐疑」を活用しながら、多角的にかつ総合的に考える、学ぶ訓練が必要となります。情報の収集や準拠するメディアも多元化し、日本語以外の言語(例えば英語その他)を習得して外部からの視点と情報を採り入れ、判断に活用することではないでしょうか。その際、いうまでもなく、インターネットは大きなツールになります。いずれにしても、原理主義的な思い込み=先入観や偏見から解放さる、つまり自由になる文字通りのリベラル・アーツ(自由技芸)の学びが不可欠になります。

2.とても貴重なお話ありがとうございます。先生から聞いたことを父・母・友人にも伝えていきたいと思います。ありがとうございました。→こちらこそありがとうございます。


 Sさん(総文)

1.(なし)

2.私も先生のお話を今まで拝聴させて頂きました中で、原子力は有るべきではないもの、有ってはならないもの、利用してはならないものだと思いました。貴重なお話、有難うございました。本日のお話に限った事ではないのですが、今回も私は考えを改める事が出来ました。→私の講演をきっかけに、これからは自立的に考え、様々な他者と協働していってください。

 Eさん(LA

1.(なし)

2.中島先生のお話を久しぶりにお聞きすることができてとても良かったです。先生が今まで考えていらしたことが露呈した出来事であったと私は原発事故を考えていました。今まで予期・懸念されてきたことが、様々な犠牲をともなって原発事故として現れた。より便利に、より楽に、より安く…それを求めてきた我々人類が、本当の意で、この3.11を忘れないということとは、この問題と真に向き合うことなのではないかと思います。「あるいはやはり学べないのか」という可能性・恐れもあります。それが今後どんな形で、私たちにはね返ってくるのか、考えただけでも恐ろしくなります。先生、今日は不吉な予言、ありがとうございました。自分との闘いでもあるのですよね。頑張ります。→その通りであると私も思います。絶望的状況の中でも、最悪の事態を想定し回避するための「予防原則」を活用しながら、より真っ当なよき社会への希望を持って歩んでいきましょう。

 Tさん(LA

1.(なし)

2.先生のお話を聞いている間、震災からの原発の様子や、今でも福島に帰れない方々(これからも、と言った方がいいのでしょうか)のことが頭の中をぐるぐるしていました。人間は本当に酷いことをしてしまった、と。私は母親になることが夢の中の一つです。しかし、人間が増えたことが事の始まりであり、人間がいることが自然を破壊し、過剰に多面で成長し今回の原発事故をももたらした、と考えると夢を踏みとどまらねばならない。又、放射能の被爆の影響など、このリスクの中で子どもを生むということはその子の人生の責任をとれるのか、と未来に希望はあるのかなぁと最近真剣に考えていました。人がみんないなくなったら良いのでしょうか。→この地球上から、人がいなくなって良いはずはありません。存在と命を贈与された私たちの天寿天命を全うするに相応しい文明・社会を創造し、作り上げなくてはなりません。

専門家的知識はわかりません、科学もほとんど勉強していません。しかし、この震災で多くの命が奪われたこと、今もまだ避難されている方がいること、原子力は手におえないこと、このままでは日本の大事な土、作物、自然がだめになってしまうこと、これらは動かぬ事実であり、専門家でなくてもわかります。私たちはこの震災を無駄にしてはいけません。自分の心にも命じ、これからも進んでいきたいです。→まったく同感です。動かぬ事実をねじ曲げ、素人とみなされるわれわれ民衆に対して平気で原子力を正当化してみせる御用学者・似而非専門家の知識などは、そら恐ろしく、まったく信頼できないことが311で明らかになりました。

Mさん

1.最後の二つの質問は重要だと思います。そのためのいろいろな意味での教育は必要だと思います。→私は、311を経験して以後の大学は、己の責任と反省を踏まえ、変わらなければならないと思います。われわれの眼前にある疑問の余地なき人類的危機に応答しうる大学のレゾンデートルを再考し、作り上げなければなりません。

柴田さんの3つめの質問も重要だと思います。既に後世の人々も核に対応しなければならない現状があると思います。 →同感です。

2.大変勉強になりました。ありがとうございました。

ps.下から7行目は科学も技術もということで良いでしょうか→ご指摘の箇所は、レジュメの1頁、ホルクハイマー/アドルノ『啓蒙の弁証法』、「古来、進歩思想という・・・・」の部分を指しているものとしますと、「科学も技術も」含めて理解するのが妥当であると思います。なお、同書では、フランシス・ベーコンの哲学・思想をはじめ、近代の科学技術を積極的に生み出してゆく啓蒙思想もギリシャ神話にまで降り立って、人類史的見地から吟味されています。例えば、マナや呪術・魔術から諸神話の成立、ギリシャ神話や一神教の成立、キリスト教の中世教父哲学から近世・近代哲学への推移の文脈から、科学と技術を精神史的に位置づけ、分析し、吟味しています。

Sさん(LA

1.「根源的に贈与されてある所与の生ける有機的な野生な自然」という概念の起源はどこでしょうか? →この概念は、私なりの問題意識もあって、以前から考えている自然観を言い表したものです。うまく圧縮できないので、このように書いてしまいました。一部は、梯明秀や鈴木亨、メルロ=ポンティの最晩年の存在論などから影響を受けていますが、それだけではありません。

ハイデッガーの「存在」概念とヨナスの違いはどこにあるのでしょうか?→ハイデッガーの「存在」論は、西洋形而上学の歴史の中で避けがたく忘却されてきた「・・・がある」(事実存在)への実存論的な問いに特質があるように思いますが、ヨナスの場合は、ナチに加担したハイデッガーの存在論からの離反の中で、生命、意味、精神、目的を自らのなかから生みだしてゆく存在を探求した点(=ヨナスの言葉では、生命の哲学、生命の形而上学の試みということになります)に、特質があり、私は人類のこれからの哲学として深い意義があるのではないかと考えております。

2.とても勉強になり、ありがとうございました。→こちらこそありがとうございました。機会をつくって、嶋田先生のパネンベルグやハイデッガー、ヘーゲル研究から、対話などを通して学ばせていただければと願っています。

匿名(LA

1.核エネルギーの利用は過剰合理性のものであり、邪悪なものだとおっしゃっておられましたが、もし、核エネルギーが無かったとして、先生は他にもそのような科学はこの世にあると思われますか。→私の見地からは、iPS細胞の作製や操作に国家をあげて邁進しつつある現下の生命科学の動きが特に気になっています。例えば、現代の生命科学はもはや物理学と化しているようにすら思えます。生命操作をめざす強い欲望にそれがよく現れているといえないでしょうか。あるいは、脳科学やサイボーグ技術にも、おなじような危機感を抱いています。

2.とても興味深いお話でした。経済リスクとか専門的なことを抜きにして、核エネルギー利用の意味を考えさせられました。ありがとうございました。

Hさん (LA

1.原子核を前提とした、ミクロなレベルとは異なる動きをする人間という存在が、原子核をあつかいエネルギーを取り出す。これはどういうことなのか。→超越的見地から見れば、人類は出現した約700万年前の初発から、ある種の自滅性=反自然性を刻印されている特異な自然存在なのかもしれません。そうであれば、この事実を私たちはどう引き受けたらよいのでしょうか。この問いは、人類史にとって根源的かつ普遍的な課題であり、例えば宗教や道徳の次元において、すでに様々な応答の試みがなされてきたと思われます。

↑は意味のない質問ですが…。

意味を捨象された客観的事実としての自然、操作の対象としての自然ではなく、意味を持つ、捨象される以前の、言ってみれば宗教的自然を再度発見すべきなのではないかと思いました。

2.合理性の追求が行き過ぎることで非合理性につながってる。というのが興味深い。

匿名

1.とても貴重な時間でした。原発に対する知識だけでなく、人間の本性という所から現状を分析されていた点には学ぶことが多かったです。まだ自分の知識が足りないが故に原発に対する個人的な意見というものを持てないでいるのですが、脱原発と聞いてすぐ考えることは、では他のエネルギーで足りない分を補うのか?それは何なのだろうか?という疑問が上がりました。また、原発という選択が資本主義社会の中で経済成長を目指し続ける選択であるなら、日本社会が向かう方向性、ビジョンのようなものが他にあればその選択は取らなくてもいい気がするのですが、そのようなものはあるのか?また、それを目指すのに必要なことは何か?という疑問も沸きました。→まさしくその問題は、311以後、鋭く問われているのではないでしょうか。そういう意味では、今こそ、従来の近代文明に代わるよりまっとうな新たな文明を構想するチャンスと考え、実践し学ぶことが決定的に重要であるように思います。そのなかで、ここに示された疑問やめざすべき目標・目的にとって必要となるものが自ずから明らかになってくるはずです。

皆さんこんにちは!

報告がだいぶ、だいぶ遅くなってしまいました。いつも読んでくれている皆様、申し訳ありません…

気を取り直し、報告します。

『東日本大震災と知の役割』連続セミナー第四回、

中島吉弘先生による「科学技術の文明の暴走と福島第一原発過酷事故の意味を問う-3.11の衝撃と学知の脱構築」の報告をさせていただきたいと思います。

先生は震災のなかでも、原発について書かれました。

先生のお話を聞いて私個人が考えたことを今回は書かせていただきます。

今、私たちが暮らすなかで、本当に必要なものってなんだろうか。

たくさんの便利なもので溢れているけれど、その便利さの恩恵、快適さの恩恵が実は何かの、そして誰かの犠牲や、誰かの生命を脅かしているのではないだろうか。

福島第一原発の事故をきっかけに露呈した、原子力の恐ろしさ。

強固なまでに固められた安全神話に、騙されていたと感じる人も多いかもしれませんが、事故以前からこの原子力発電に警鐘を鳴らしてきた方々がたくさんいたことを考えると、どうしても「騙されていた」と一言で終わらせることはできないと思っています。

もちろん、国や大手メディアが原発の安全性を強く訴えていたことによる、情報操作というものも大きく影響しているでしょう。しかしながら、それを「国のいうことだから」と信じきってしまった私たちにも責任はあると思うのです。

中島先生は、授業のなかでも繰り返し「過剰合理性」の危険性を訴えてらっしゃいました。

「いまや、合理性は適正規模を超えて、つまり臨界点を超えて過剰合理性へと変質している。→己の生存の基盤である内外の自然環境とのバランスを大きく失い、さらにはこれを破壊しはじめているという不条理な事態を恒常的にかつ大規模に生み出している。」

より快適に、より便利に、より安くするために、機械が人間にとってかわり、何でもそこに頼ってしまう私たち。しかし、人間は完璧な存在ではありません。

資本主義が広まり、それまで社会を覆っていた封建的な制度が次第に崩れ、自由が叫ばれるようになりました。絶対的な存在であった神の存在が少しずつ退き始め、人間自らが運命を切り拓けるという人間への自信が生まれはじめて、早300年あまり。その自信が、「人間は神にもなりえる完全な存在」という概念をいつしか生んでしまったのではないでしょうか。その完璧さに酔いしれ、自然という人間のはるか想像を超えたものを巻き起こすものさえコントロールできると考えるようになってしまったのでしょうか。

ドイツの哲学者ヨナスはこう言いました。

「現代科学技術文明は“途方もない冒険を冒して”いる」と。完全でない私たち人間が行うことは一つ一つが冒険とも言えるのかもしれません。その冒険に、私たちのいのちや、生活までもを、巻き込んでいいのでしょうか。

「恐れに基づく発見術」、つまりは最悪の事態を想定したとき、どうにもコントロールができないものを、人間という不完全な存在が扱うことの大きな危険性。

それらに沢山の犠牲を伴い、気付かされた以上、私たちは声をあげていかなければならないのではないでしょうか。見直さなければならないのではないでしょうか。

真の意味で、「3.11を忘れない」ということはどういうことなのか、この中島先生のお話から考えていただけたら幸いです。

SLC-V 江口亜由美

こんにちは!

8月に入りテスト週間を終え、夏休みに入りましたね。

バイトに部活、勉強に遊び、ボランティアにデモなど……

色んな過ごし方がありますが、どうか皆さんにとって充実した夏になりますように。

さて、更新が遅れてしまい申し訳ありません。

今日は6月20日に行われた講演会

『限りなき欲望との訣別』―稲森美穂子先生

についての報告をさせていただきたいと思います。

3.11の震災が起き、目に見える多くの「モノ」が失われました。

復興に必要なのは、根源的には人間の心と身体の復興だと先生はおっしゃいます。

《欲望》とは何でしょうか。

それが満たされないと、人は不満を覚える。

不満はやがて憎しみに変わる。

そして憎しみから、戦争や暴力、紛争が生まれ……

欲望は、国家の中にも、個人の中にもありうるものです。

欲望を満たすため、人々は技術開発や科学の進歩によって生活をある意味で《豊か》にしてきました。

日本は目覚ましい経済発展を経験しました。

しかし欲望によって得たものは良いものばかりではありません。

第二次世界大戦前、日本の人々は大変質素な生活を送り、お金にしても食べ物にしても、「足りる」ということを知っていました。

戦後、団塊世代の人々は中流階級であることを求めるようになります。

そして経済(お金)がすべての価値判断の基準になっていきました。

「足りる」だけでは足りない。もっと欲しい。もっと欲しい。

日本は世界で唯一の被爆国です。

核の恐ろしさを知りながら、原発を作り続けた理由は?

今回の原発事故は「天災」か、「人災」か。これはメディアでも言われていることですね。

私達は今一度、自分達の欲望を見つめ直す必要があるのではないだろうかと、先生はおっしゃいます。

欲望を理性で抑制し、《人間らしく》生きていく――

何かとの別れには必ず傷みが伴います。失うことに対する不安や恐怖。

人間は欲望を捨てることはできるのでしょうか。

しかし、本当に捨ててしまうべきなのか?

欲望には良い面もあるのでは?

むしろ欲望を持っていることこそが、人間のありのままの姿なのでは?

講演会の中では、こういった議論もなされました。

欲望を捨てることが先生のお考えになる真の復興に繋がるのであれば、それは理想的なことかもしれません。

しかし今の段階では雲の上の、手に届かない世界のようにも感じられます。

先生のお話を聴き、私は大切なことをたくさん考えさせられました。

自分自身にはどんな欲望があるだろうか。

その欲望によって、人を憎んだり、傷つけたりしてはいないだろうか……

稲森先生は震災からの復興について、人の内面的な部分、精神的な面から考え、私達に問いかけるようにお話ししてくださいました。

「モノ」の復興に偏って考えがちだった私にとって大変刺激的で、感慨深いものとなりました。

皆さんの中にはどんな《欲望》がありますか?

この記事がそれを考え直していただけるきっかけになればと思います。

slcv みどり

こんばんは!7月も中旬になり、これから夏本番となりましたね。官邸前の反原発デモの人数も回数を追うごとに増えていますね。沢山の人が今、日本の未来を考え、変えようと大きな流れができ始めているように思います。


さて、連続セミナーの第2回目の報告をします。今回のテーマは、

「低レベル放射性物質と東シナ海の津波:台湾離島の核廃棄物貯蔵場」で中生勝美先生に講演していただきました。



東日本大震災の津波は過去最大だと言われていますが、実は、大昔にも大きな津波が観測されていて、例えば、明和大津波という津波では、石垣島の半分の住民が死亡し、八重山大津波では、1400人中1000人が亡くなったという記録も残っているそうです。

そう考えると、3月の津波の大きさが最初というわけではなさそうですね。



一番印象に残ったのは、台湾の核廃棄物貯蔵場の問題です。これは、日本にとても影響する問題です。なぜなら、津波が来れば台湾の核廃棄物貯蔵場は壊れ、廃棄物は、黒潮にのって日本海に流れてしまう可能性があるからです。


しかし、台湾では日本よりも核への意識が低く、廃棄物の管理や人体への放射線の影響などが明確に出されていない状態となっています。




また、甲状腺癌患者が多いという指摘もあるため、現段階では、地質学やその土地の習慣や人々を調査しようという意見が挙がっているようです。

日本ではあまりこの問題に触れられていませんが、海外では、注目されているようです。




台湾での出来事も、日本が抱えている問題ととても深く関わっているなと思いました。たくさんの震災の情報が流れている中で、私たちの知っていることは、ほんのわずかなのかもしれませんね。


slc-vあやか










みなさんこんばんは!今日も風が強いですね!

九州でも大雨の被害が報道されていますが、私も九州に友人がいるので、とても心配です。

昨年の震災から、地震や津波にとどまらず、台風や竜巻、そして大雨など、

地球が人間に何かメッセージを伝えようとしているのではないか、と強く感じます。

後悔をする前に、大好きな日本を、地球を守るために、

考えることや行動すること、丁寧にやっていかないと、と思います。。。


さて、今日は加藤朗先生主催の連続セミナーの第三回の報告をいたします。

簡単にこの連続セミナーの説明をすると・・・

今年の3月に桜美林大学国際学研究所所長である、加藤 朗 先生を中心として、

呼びかけに応じてくれた教職員の方々によって、一冊の本が出版されました。それが、

『東日本大震災と地の役割』 

 桜美林大学国際学研究所[編] 勁草書房

です!この本を執筆している中の7人の先生がセミナーという形で、講演をしてくださっています。



5月30日(水)の第三回は

長谷川(間瀬)恵美先生

「魂への配慮 (Spiritual Care)」


でした。長谷川先生は宗教学をお教えになっている教授です!

今回のお話では”魂のケア”という点で、

ご自身が支援をされている釜石市唐丹町の小・中学校の体験を交え、お話してくださいました。

講演の最後には教室を暗くし、ろうそくの明かりを灯し

小さめのハープ?の奏者のキャロルさんの生演奏を聴かせてくださいました。


「祈りは、宗教実践の一つである。そして、共に祈ることは希望の共有であり、社会を変える原動力になるのである。

 2012年1月、中学校の校庭に、プレハブ二階建ての唐丹小・中学校校舎が完成した。少しずつ笑顔を取り戻していく子供たちが、一歩一歩、希望を胸に抱いて無窮の歩みを続けられるようにと祈り、寄り添い、見守っていく。それが宗教者のあり方、―知の責任と役割―というものではないかと考える。」

(『東日本大震災と地の役割』 第17章 魂への配慮:Spiritual Care P.285)


この3.11の震災では、どんな宗教と関係なく、多くの人が祈りをささげたことと思います。

目に見えない支援、それでも心に届く気持ちや形があると思います。

震災から1年と4か月が経ちました。今こそ

この「魂への配慮」が重要な時期なのかもしれません。

後戻りはできないけれど、本当の痛みも分かりえないけど、

この先の笑顔になれる時間をつくるお手伝いはきっとできる。

被災地のみなさんの、日本みんなの元気な笑顔の未来を祈って、信じていきたいです。





そしてなんと!!!

この全7回の連続セミナーも今週7月18日(水)最終回となります!!!!!!

第7回 白澤政和先生

「被災地域での高齢者の生活支援についての提案

~ソーシャルワーカーの視点から~」

18:00~19:30 明々館A304

入場無料!予約不要!


ご来場お待ちしております。ま

だまだ忘れるには早すぎることですよね。考えなければなこともたくさん。。。

微力でも続けていきたいです!


読んでくださってありがとうございます☆

ではまた報告おまちください♪



SLC-Vとくたけのはら






みなさま、ご無沙汰しております。

もう6月ですね、新年度が始まり2ヶ月がたちました。


更新がとどこってしまい、申し訳ありませんでした。



去年度4人のメンバーが卒業し、今年度新たに活動を開始いたしました。

新メンバーも増え、去年度の反省や活動経験を生かし、今後も活動していきたいと思います。



さて、話は変わりますが、

今年の3月に桜美林大学国際学研究所所長である、加藤 朗 先生を中心として、

呼びかけに応じてくれた教職員の方々によって、一冊の本が出版されました。


『東日本大震災と地の役割』 

 桜美林大学国際学研究所[編] 勁草書房


加藤先生のはじめの言葉、

「『専門知』が社会の価値を反映していること、その一方で『専門知』が社会の要求に応えられなかったことを端的に示しているのである。」

「大学という『知』の拠点にいるわれわれは直接ではないにせよ、少なくとも間接的には東日本大震災に対し負うべき責任はあると考える。」

(はじめにより抜粋)

大学という知識の集まる場所において、教職員の方々はこの東日本大震災を経験し、

自らの専門知識を生かすために、これからの社会や復興の為に、「知」という形で貢献していかなければいけないという思いが込められています。


そして今回、執筆者の教員有志が再び集まり、より広く学内外の方々に私たちの思いを伝えるために、さらに社会に対し大学としての「知」の責任と役割を果たすために、本学の学生、教職員に限らず市民の方々にも向けた7回の連続セミナーを企画しました。


その第1回目のセミナーが5月9日に開講されました。

工学・化学や環境学を専門としています、片谷 教孝 先生による


「工学・情報・環境からみた東日本大震災」


今回のセミナーは、片谷先生の専門である工学の視点から、今回の東日本大震災の特徴や問題点、

情報インフラによるデマの話、そのことを踏まえて、これからのまちづくりのための防災等を

充実させていかなければいけないというお話でした。


本のまとめとしてはもちろんですが、それを詳しく知るための統計やグラフなどを用いて話してくれ、

また、本人が7回被災地に行っている事から、その当時の写真なども踏まえて解説してくださいました。


初回にはふさわしいセミナーだったと思います。





全7回のセミナーということで、今後も開講いたします。

第2回、第3回はもう終了してしまいましたが、映像として残してあるので、

話し合い次第、公開していく形になると思うのでお待ちください。


今後のセミナー予定

第4回:

6月13日



中島吉弘「科学技術文明の暴力と自然の氾濫-3.11の衝撃と学知の脱構築」


第5回:

6月20日


稲森美穂子「限りない欲望との訣別」

第6回:

7月11日


山口哲朗「従業員による雇用確保への道」

第7:

7月18日


白澤政和「被災地域での高齢者の生活支援についての提案—ソーシャルワークの視点から-」


詳しくはコチラ↓

http://www.obirin.ac.jp/topics/event/year_2012/20120419_1.html



今後も更新していくのでよろしくお願いします。


slcv 井上浩太朗

こんにちは!

今回は桜美林大学の学園祭で開催する討論会についての宣伝です!

「緊急討論会 どうする!? 3.11震災復興と日本の行方」企画紹介

当初は節電、自粛ムードが高まり、寄付や募金、ボランティア活動が積極的に行われました。しかし、大きな被害を受け、今も復興に励んでいる地域以外では、すでに風化が始まっています。復興にはまだまだ時間がかかるのに、これでいいのでしょうか。

私たちが歩んでゆくこれからの日本の未来はどうあるべきかを考えるきっかけを作りたい。そして、すでに風化しつつある震災を過去の問題とせず、現在も続く問題として再認識し、今一度考え直す場を作りたい。そこで、桜美林大学の学園祭にて、緊急討論会を開催します!

学生達と先生方が一堂に会し、ある議題について話し合うというのは普段ならなかなか実現することが出来ません。そこで、この学園祭という機会に震災という一つのテーマに即し、学生の考えや疑問、様々な分野の先生方の考えを交えることができる場を持ちたいと考えています。多様な分野を専門とする先生方がいるという桜美林ならではの特徴を生かし、それぞれの学問の観点から今回の震災に関して学生を交え、討論をしていただき、様々な視点から震災を捉えて欲しいと思います。

この討論会を機に、様々な視点から、今一度震災について考えてみませんか?

--------------------------------------------------企画詳細-------------------------------------------------

タイトル「緊急討論会 どうする!?3.11震災復興と日本の行方」


■日時:2011/10/29()桜美林大学学園祭2日目

15:30-17:30
■場所:桜美林大学 
太平館 A201教室

■内容:佐藤恵先生と学生の司会のもと、教員(4)と職員(1)、学生(2)に東日本大震災に関する討論を行っていただきます。公開型の討論会なので、気軽に討論の様子を見学していただけます。事前に議題と質問を集め、それを元に討論していきます。堅い形式のものではなく、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」を真似た、気軽に参加できる討論会にしたいと考えております。

大きく2つのテーマを掲げます。

①震災を振り返り、各分野における現状と復興に向けた課題について

3.11震災をきっかけにして、私たちの生活・文明・思想・全ての根源的なところから、これからの未来はどうあるべきかについて

また、ご質問、ご連絡等ございましたら、お気軽にメールにてお送りください。
宜しくお願い致します。

主催:桜美林大学基盤教育院 サービス・ラーニング・センター(SLC)

実施:サービス・ラーニング・センター・ボランティア(SLC-V)

学生代表:本田昴平 LA3

E-mailslcv_os@yahoo.co.jp (SLC-V共用アドレス)

みなさん、こんばんは星

本日は2週連続企画のご報告をしたいと思います。


第1回目「放射能と人類は共存できるのか」


第1回目は…

講師として、原子力情報資料室の共同代表の山口幸夫さんをお招きし


①放射能と放射線

②被ばく(爆、曝)

③放射能の寿命

④福島第一原発で起こったこと

⑤原子力発電所の仕組み

⑥事故はなぜ防げなかったのか


についての講演会を行いました。

当日は雨の中、多くの方にご来場頂きSLC‐V一同感謝の気持ちでいっぱいです。

ご来場頂いた皆様、改めてありがとうございます。


第2回目「これからの原発の話をしよう」


第2回目は…

原発についてどう思うかを話し合いました。

当日は、約30名ほどの学生と一般の方が集まりました。

1時間半という時間でしたが、あっという間でまだまだ話し足りない!

といった様子でしたが、

原発について、普段話せないことをshareできたと思います。

勉強会に参加して下さった皆様、ありがとうございます。


次回のイベントは…

桜美林大学学園祭で行う

特別展示3.11への想い  緊急討論会 どうする!?3.11震災復興と日本の行方

です!!!!!


展示は10月28日より桜美林大学のチャペルにて

討論会は10月29日15:30~より桜美林大学太平館A201教室にて

行いますので、ぜひぜひ!!お待ちしておりますチョキ


詳細については後日ブログアップしますので、よろしくお願い致します音譜


SLCV立花