続・景色の見える話芸 | 珈琲にハチミツ

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先日の記事が書いててけっこう楽しかったので続きをひとつ。


今回は読み物です。いま絶賛どハマり中な講談!


…しかしあんまり浮かべたくない景色ですよこれは。


沈黙の雨……


落語では長い噺が上、下で分かれていたり、噺家独自の解釈による続きものがあったりしますが、

(志ん生の藁人形と黄金餅などです)講談でいくと連続物とは全10何話といったその名の通り地続きのシリーズ展開となります。


この「三五郎殺し」は畔倉重四郎のなかでもターニングポイントとなる重要な話です。とにかく1話目「悪事の馴れ初め」から見てほしい。あぁやっちまったよ。と、うっかり現場の目撃者になったかのような感覚に陥ります。すごいんですよ。没入感が。


とにかく私は畦倉重四郎という連続物をひとつ完走したことで講談というジャンルを追っかけようと思ったのです。あと、なぜか自信がつきました(笑)


講談繋がりでもう一席。


映像がなかったので神田伯山二つ目時代の音声を。これも暗い。続きが気になりますがCDとか売ってるんでしょうか。この読み物も畔倉同様大岡越前が登場するらしいです。講談は膨大な量の台本があって、まさかあの人がここに?コイツとこいつが繋がるのか!…なんてことがよくあるらしいです。いや面白い。


というわけで今回は雨しばりでした。どちらもどす黒い内容なのでメンタルが弱ってる時はあまりおすすめはできませんが。しかし伯山先生は悪人が活躍する読み物のほうがいきいきしている気がします!



落語もそうなんですがこんな面白い話芸をもっと若いうちから知っておきたかった…