272.近況報告 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

ご無沙汰しています。
昨年の年末以来のブログの更新です。半年経ちましたが何とか生きています。
その後の状況を書き記しておきます。

2月にCT検査を受けたところ、鳩尾の裏あたりに早速再発が確認されました。かなりショックを受けました。
大きさは一番長いところで6センチくらいとかなり大きくなっています。
その他には胃の裏の取り切れなかった腫瘍は相変わらず居座っています。
こちらは4センチくらいの大きさです。
昨年10月の手術で膵臓を全摘して身体にとって大変革が起きました。
栄養分の吸収力が大きく低下しその結果、体力も相当落ちました。
現在、身長172cmに対して体重約50㎏。
この病にかかる前は60kgくらいでしたが、その後手術を繰り返しそれでも体重は56~57kgを維持していました。
50kgだとほんとうにガリガリです。脚は太腿もふくらはぎも肉が落ち、膝がやけに大きく見えます。あばら骨もよく見えます。
臀部の脂肪もきれいに落ちて硬い椅子に座るのが痛く、「マイ座布団」を持ち歩いています。風呂に入る時はゴム製の座布団が必須です。
このような身体状態なので、主治医と相談した結果、手術に耐えきれる体力はまだついていないと判断し、抗がん剤による治療を選択しました。
抗がん剤はハラヴェン(エリブリン)です。
4月から投与を始めて、現在4サイクル目が終了しました。
ハラヴェンの投与スケジュールは、週1回の投与を2週連続で行い3週目は休薬します。3週間で1サイクルです。
今のところの副作用は、①骨髄抑制による白血球減少、②末梢神経障害(手足のしびれ)③脱毛です。
①の白血球減少は、血液検査をしないと分かりませんが感染症にかかりやすくなるので注意が必要です。38℃の発熱が3回あり、その都度抗生剤とカロナールで乗り切りました。私の場合は半日くらいで熱はおさまります。
②の手足のしびれは、投与から1か月して足の裏の感覚がおかしくなって気づきました。足の次に手の指先がしびれるようになりました。生活に支障はないレベルなので慣れてしまうとそれほど気になりません。
③の脱毛はすでに自然体でやや進んでいましたが、ハラヴェン投与で加速しました。これは致し方ないです。
副作用はこんな感じです。
先月、3サイクル目が終わったところでCT検査を受けました。
画像は、左が今回で右が前回(2月)のものです。


スケールが違うのでわかりにくいですが、それほど変化はありませんでした。(といってもそれなりに大きいです)

上の腫瘍が再発した腫瘍で下の腫瘍は手術前からあるものです。
主治医の判断は、4か月経ってほぼ変化なしは良い結果とのことでした。

よって、ハラヴェン投与を今後も継続することにしました。
CT検査時はまだ3サイクル目と初期段階であり、劇的な効果は期待していませんでしたので、ほぼ変化なしは上出来と思いました。
来週から5サイクル目が始まります。
頑張って行ってきます。