268.腸閉塞のその後の経過など | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

2日間の絶食を経て、痛みもおさまり順調に回復しています。
原因となった大腸に滞っていた糞塊はなくなり、今日から食事が開始しました。

今回の腸閉塞は、少し特殊でした。
入院当日の朝は、かなり軟らかい下痢に近い便が出ていましたので、腸が詰まっているという感じはありませんでした。
ところが、朝食後に強烈な腹痛が襲ってきました。まるで腸がはちきれんばかりの痛みが周期的に来て、ほとんど動くことができません。
それでもなんとか病院に行ってCT検査を受けてみると、大腸にかなりの大きさの糞塊がありました。
医師の見立てでは、手術後から服用していた下痢止めの影響による可能性が高いとのこと。
下痢止めは、腸の水分吸収を促進するとともに、腸の運動を抑制します。今回は、腸の運動の抑制が強く働いたため、消化物の一部が大腸に滞留して糞塊ができたと思われます。
便が出ていたのは、上澄みの部分が、糞塊の隙間を通って出てきたもので、一方で糞塊が次第に大きくなり限界に達して大腸が閉塞したとの見立てです。
そのため絶食して、糞塊が出てくるのを待ったところ、徐々に出てきました。
レントゲンでも残留物はほぼなくなったので、今日から三分粥が始まりました。