210.今回の十二指腸潰瘍による下血について | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

今回の下血について、振り返ってみました。
一般的に十二指腸潰瘍の症状は、みぞおち付近の痛みから始まることが多いようですが、今回の私の症状は無痛でした。
突然の下血から始まり、強度の貧血状態になり、立ち上がることもできなくなりました。
そして、救急車を呼んで処置を受けました。
9月の手術直前の人間ドックで内視鏡検査を受けた時は、十二指腸は正常でしたので、手術の影響が大きかったと考えられます。
主治医によれば、脂肪肉腫摘出手術の際に胃・十二指腸付近の血管も触っているので、十二指腸の血行障害が引き起こした可能性が高いとのことです。
この血行障害により十二指腸の粘膜が薄くなり、比較的浅いところの血管が切れて突然出血が始まったのではないかと思っています。
下血した前日の夕方、何か風船の空気が抜けたような感じがして冷や汗が出てきましたが、このときに出血が始まって急に血圧が下がり始めたのかもしれません。
そして、寝ている間に出血が続き、朝起きた時には貧血・低血圧状態になっていたと考えると納得できます。
とにかく、大きな手術を受けた後は、予期せぬことが起きることを身を持って体験しました。