122.入院12日目(病理組織検査報告書) | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

今朝は入院して初めて、日の出を拝みました。
合掌


また、病理の結果が出ました。
診断は、脱分化型脂肪肉腫です。
今後も定期検査をしっかりと継続していきます。

【病理組織検査報告書】
臓器・組織:腹腔
臨床診断:脂肪肉腫
病理組織診断:脱分化型脂肪肉腫(dedifferentiated liposarcoma)

(所見)
・対象は4個の腫瘤と胃断端です。
・最も大きい腫瘤には、myxoid(粘液型)な背景中に、紡錘形ないし多角形の細胞が散在しています。僅かな脂肪への分化、lipoblast様細胞(脂肪芽細胞)も観察されます。
・左横隔膜下の腫瘤には、部分的な仮骨形成を認めます。また、線維組織と脂肪組織が混在した背景中に異型細胞が散在しています。
・その他の2つの腫瘤は、いずれも線維性結合組織に区分された脂肪組織から構成されています。この脂肪には大小不同があり、一部の間質細胞に核異型を伴っています。
・胃断端に腫瘍性所見は認められません。
・4個の腫瘤はいずれもliposarcomaと考えます。
・ただし、最も大きい腫瘤は、myxoid liposarcoma様であり、一部仮骨形成のある腫瘤は、分化度が低く、その他の2つ腫瘤は非常に高分化の形態をなしており、組織像が多彩です。
・全体として、脱分化型脂肪肉腫とします。

以上