74.入院2日目 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

入院2日目、日の出とともに始まります。


午前中に名物の温泉に入ります。
なめるととてもしょっぱい。
貸し切り状態です。


午後から下剤を2リットル、2時間かけて飲みます。30分程で効果を発揮。



点滴開始。



同じ階に産科があり、生命の誕生に出会います。


手術に関する説明書を読み、各種同意書に心を込めてサインします。

以下は説明書の内容です。

~手術に関する説明書~

手術名:後腹膜脂肪肉腫切除術、膵体尾部・脾臓摘出術(予定)
予定日時:2016年11月18日 9時

〈説明〉
脂肪肉腫が膵背部に再発しています。
放置すると大きくなり、腸閉塞を起こしたりして食事が摂れなくなったり、肺や肝臓に転移して死亡原因になることがあります。
化学療法や放射線治療での根治は難しく、可能であれば外科的切除術が望ましいと思われます。
手術は再度大きく開腹して、前回の手術や術後合併症である膵液瘻による癒着を剥離して、腫瘍の切除を行います。
腫瘍だけを核出するのか、膵体尾部・脾臓摘出を行うのかは、術中の所見により決める予定です。
剥離面が多かったり、癒着が強い時には出血が多くなることが予測され、その際には輸血や血液製剤の使用が必要になります。
術後合併症は、腸閉塞や術後出血、膵液瘻などが予測され、その際には前回のような緊急再手術が必要になったり、絶食期間が長引くことがあります。
手術による死亡リスクは、大きくありませんが、上記のような合併症を併発したり、術中出血量が多かったり、手術時間が長く、体に負担が大きくなると一定のリスクが出てきます。

以上