概要
エゾシカを資源として販売したい業者と、疫学的観点からデータの蓄積をしたいK教授の利害が一致して始まった調査。野生動物を食べ物として不特定多数に販売するには、科学的知見に基づくガイドラインや法律が必要だが、現在はまだ未整備の状態である。


業者はエゾシカを売り出したいが、一企業が検査してデータを集めることは困難であり、検査とそのまとめをK研が担っている。要するに、K研としては、将来ガイドライン作成に必要な基礎データを集めたいらしい。

野生動物は寄生虫などとの生存競争に勝って、あるいは共生してきたからこそ、「野生」で生きていられるわけで、検査を行えば、多くの病原体を持っていることがわかるのは必然である。牛、豚、鶏にはない病原体(というか、これらの家畜では感染すると死んでしまうようなもの)が数多く存在する。だから、業者側は、検査結果のみを公表されても、鹿肉の危険性ばかりが取り上げられ、風評被害の対象になりかねない。


K研としては、単に検査結果を公表するのではなく、具体的にどのような処理をすれば安全に食べられるのか、を含めて結果をまとめ、さらに将来的には、病気の簡易検査キットなどの開発も視野にいれているらしい。(現在は家畜用のものを使っているらしい)

具体的に、どういう仕事を任されるかというと、エゾシカの屠殺場へ行って、血液、糞、年齢推定に必要な下顎と歯、病変した臓器などがあれば、それを回収してくるというもの。

日程については、冬になりそうとのこと。エゾシカの屠殺は毎週行っているわけではなくて、冬に何十頭かまとめて屠殺する予定があるらしく、そのときに派遣されるらしい。

こんな感じです。