インタビュー | 帯ひろ志の漫画放浪記Powered by Ameba

インタビュー

かなり前なんですが、ある雑誌でマンガ科講師としてインタビューされました。

そのインタビュー記事を最近まで読んで無かったのですが、同じ学校の先生が別の学校の
講師にも行ってまして、その学校に置いてあった本にボクのインタビュー記事を見つけたよと言って
そのコピーを持って来て下さいました。

ああ、そんな事答えたなぁ....(笑)
と言う事でプログ紹介致します。

School Guide / 2008-summmer File 02 より

マンガ科
「先生へのインタビュー」帯ひろ志先生
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質問
「帯先生の受け持っている授業内容を教えて下さい」

「キャラクター設定を受け持っています。顔を描くことから始まり、
体全体のバランスをとったマンガ向きのデッサン、性格付けなどを幅広く指導しています」
質問
「学校に入学して初めて漫画を描く生徒もいますか?」

「多いですよ。でも、経験がまだ浅くてストーリーやコマの見せ方を上手く描けない学生も、
ちょっと手助けをするとグンと良くなります。学生の成長は凄く楽しいですね。
指導で、こうしたらいいんじゃないかと言うよりも、出来上がった作品を褒めてあげられる瞬間が
1番嬉しいです」
質問
「指導する時に意識していることを教えて下さい」

「一番最初に学生に言っているのは『とにかく楽しんでくれ』ということです(笑)。
『頑張れ』とつい言ってしまうのですが、実際にはマンガは頑張っても描けないんです。
『頑張る』というのは、いつか息切れしてしまう。
『楽しんでいる人』は、いつの間にか出来ちゃったということになるんですね。だから描くことを
楽しめる環境にしようというのは常に頭においています」
質問
「なるほど。楽しみながら描くことで、技術も身に付きそう」

「そうですね。マンガを描くことは孤独な作業なので、学校でワイワイ描けるのは
少ないチャンスだと思います。学校ではまず、描くことを楽しめる要領を覚えてもらいたいですね」
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記者の方、凄く綺麗に纏めてくれたんだと思います(笑)

補足すると、漫画を描いていると辛く成る時が必ずあります。
そんな時に、やっばり漫画を描くのが好きと言う、それが支えになっていざと言う時の「頑張り」が
出来るんです。

そんな訳で、漫画描いていて楽しいぜ~と言う記憶はとっても大事だと思う訳です。