デジタル漫画のデータサイズ

僕が漫画原稿をデジタル化し始めてもう7～8年経つだろうか。
カラーはもうちょっと早く、Macを使いはじめた13年位前になる。

そう、モノクロ原稿をデジタル化するのには凄く時間がかかったのだ。
えっと、それを語ると長くなりそうなので、今回はそのデジタル漫画のデータサイズについて書こうと思います。

一般商業誌のアナログ原稿は、投稿募集欄にも書いてある通りにＢ４紙ですが、ではデジタルで入稿する時はどうなのかって事です。

僕はずばりそのままです。
Ｂ４サイズを600dpiグレースケールモードでスキャンし、デジタル処理してそのまま入稿しています。

なんでこんなことを書こうと思ったのかと言いますと、ある掲示板だったかプログでかは忘れましたが、こんなやり取りが記されていました。

Ｂ４スキャナは高いので、Ａ４スキャナで原稿を取り込みたいのだけど、どうしたらいい？
こんな問いに、デジタルなんだから、アナログのＢ４に合わせる必要は無く、印刷サイズのＢ５で原稿制作して入稿で問題ない。

たしかに、描き方に拠ってはその通りとも言え、印刷上なんの問題も無いと思います。
ただ、ペンで描いた原稿をスキャンしてそれをデジタル化して入稿すると言う場合は注意が必要でしょう。
そもそも、まずアナログ原稿の場合、なぜ印刷より大きなＢ４に原稿を描くのか。
それは、縮小した方が印刷の上がりが「奇麗に見えるから」なんです。

この大前提をすっ飛ばして、入稿データに問題が無いと言っても意味がありません。
せっかく原稿を奇麗に見せる機会なんですから、ペン画をスキャンして作業する人は気をつけてみて下さいね。