4月26日。

退院しました。

 

今回の入院の原因ですが、肝酵素の上昇で、移植片対宿主病(GVHD:Graft Versus Host Disease)によるものです。

GVHDについては、このブログで何度も述べていますが、改めて説明すると、以下の図の通りです。

 

 

私の身体は、昨年より他人様の造血幹細胞が、日々血液を作り出してくれています。

しかし、移植したとは言え、所詮は他人の身体。

ドナー様のリンパ球が、私の身体を敵とみなして臓器を攻撃してしまいます。

 

このGVHDを抑えるために、「免疫抑制剤」プログラフという薬を内服し続けていましたが、2月にめでたく内服終了。

つまり、私の場合、仕事に復帰した時期と、プログラフの内服終了が重なり、途端に肝機能に影響が出たというわけです。

仕事に復帰して、ちょっとがんばったのね、というお声を多くの方よりいただいたわけですが、実際は上記の説明の通りです。

 

肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常があっても簡単には症状が出ません。

私も、3月19日の診察で、少し眠いなあ、でも診察終わったら会社行こう。くらいの気持ちで診察室に入ると、

主治医から入院を告げられました。

黄疸が出たり、ひどいだるさが出るのは、かなり肝機能が悪化しないとないようです。

 

結局、入院して3週目あたりでプログラフの内服を再開。

いまは血中濃度も安定していて、緩やかに数値は下がってきました。

 

今のところ、プログラフは一日あたり2.0ミリの内服ですが、これもまたゼロにしていくと思います。

肝臓、腎臓の移植をした人は、一生免疫抑制剤を飲み続ける場合もあるそうですが、骨髄はそれほど多くないそうです。

ゼロにしたときに、またGVHDが出てしまう可能性もあります。

生きている限り、GVHDと共生が必要なのです。

 

それから、最近夜中に猛烈なかゆみが出て、眠れないほどのかゆみですが、一切皮膚に症状が出ません。

とにかく痒い。

主治医や皮膚科の先生に症状を訴え続けるも、原因が分かりません。

そして、まだ治っていません。

皮膚科の受診は、毎回先生が変わるため、こちらの症状がうまく伝わっているか定かではありません。

しばらくして、症状が改善しなければ、この病院以外の受診も検討したいと思います。


まさか移植して一年経ってから、GVHDで入院なんてありえないだろうと高をくくっていました。

体調が良くなるにつれ、自分が白血病キャリアだったことを忘れてしまいます。

それは、うれしいことですが、今回の入院はまさにその戒めとなりました。

 

ちなみに、体調は良好で、入院前も後もなんら変わりなく過ごしております。

ただし、プログラフ再開のため、納豆、キムチ、お刺身などは禁止となりました。

予定していたお寿司パーリーも中止です。