炭焼きレストランさわやか 会長、創業者であり、先代の社長の富田重之氏が死去。87歳だった。
静岡県出身のオレは35年前、中卒で調理師学校に入学。卒業後『さわやか』に入社。正社員として3年間働きました。まだ数店舗しかなかった頃です。

入社当時オレは16歳になったばかり。社員研修が1週間くらいあって、ROCK系のお店で買ったテラテラのヘンテコなスーツで出席してました笑

そして富田社長、あなたの話は16歳のオレにはとても退屈でした。研修中、毎日毎日、当たり前のように出された苦いコーヒーも16歳のオレには苦痛でした。店舗に配属される前からグッタリでした。

さわやかで働いた3年間は正直しんどかったです。ツラい思い出しかありません。16歳のオレは深夜労働が出来ないのにタダ働き同然で朝方まで仕込みをやらされてました。嫌な店長にウザい先輩。仕事は常にオーダーに追われ、キツくてキツくて、今思えば俗に言うブラック企業でした。好きだった料理が、一時期大嫌いになりました。


と、まぁ
色々書いたけど、あれもこれも貴重な経験だったのかな?と思えます。当時はコック帽とコックコートに赤いネッカチーフが厨房の正装でした。あの格好が大好きでした。それ以外はあんまり楽しい思い出はないけど、3年間お世話になりました。

あなたの『げんこつハンバーグ』はみんなを幸せにしていますよ。多分これからもずっと。

どうぞ安らかにお眠り下さい。