朝、6時に起きる。

寒さに
目が覚める。


昨日、今日と朝から
近くの中学校で
お湯だし(お湯の配給?)作業が始まっている。

私も明日、朝から担当する予定。





午前中の作業は
一階が薬局、二階が民家のお宅の


薬局の泥の排除、清掃と
駐車場の泥排除。








まずは
泥の掃除



未だに、片足の靴を見ると嫌な気分になる。
サッカーボールや、ボーリングのピン、カーブミラー、タイヤ、、。






さすがにスコップの扱いにも
慣れてきた。


効率的に作業を進められるようになってもきている。










作業をしていると

子供が2人、家から出てきた。

話し掛けようか迷ったが

話し掛けてみた。

「どこ行くのー?」


すると


「遊びにー!」


意外と元気な返事に驚いた。


「どこにー?」と、俺。


「元俺んち!」










思わず
「え?」と聞いてしまった。


子供達は
「だから、前に俺の家があった所だよ!」



「、、、、、なにして、遊ぶの?」俺。


「別にーなんもしないよー
遊ぶとこないしー」



「そうだ!サッカーしようぜ」













遊びだしたら止まらない。


俺、1人作業をしないで
遊ぶのは
気が引けたが


とゆうか

素直に遊びたかった気持ちもある。







最初は
子供ならではの

始めて感や

照れた感じ。


すぐに仲良くなれた。



しまいには片付けを
手伝ってくれた
りゅうと、やまと。










お母さんが
どこからか戻ってきたのか



呼び戻された

りゅうと。

一緒についていった。



「りゅうと、お姉ちゃんの写真見つかったよ」












尋ねられなかったけれど
りゅうとのお姉ちゃんは亡くなったのか?



こんな顔できるか?





なんなんだ、ちくしょう。





その家の持ち主の方にも
お話を聞けた。

津波が来たときの話を

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(もし被災者の方で読んでらっしゃる方がいたら、思い返したりしてしまうかもしれません)

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徐々に水位が上がってきた。

勢いの強い津波ではなく

海水が向かってくる感じらしい。







水位が上がる


木にしがみついていたが
どんどん海水が迫ってくる。


男の人が
二階の窓から家に入り
はしごを運び出して
どこかの屋上に上がったらしい


屋上から見る光景は



海水に浸かった町に


遺体がそこら中に浮かび上がる













あの子供たちは
その光景を見たのか?






そのまま一晩屋上で過ごしたのか?



雪の降る夜、どれだけ不安だったか。



一緒に屋上に上がった親戚の
おばさんが
心臓発作で亡くなったともおっしゃっていた。


「なにもしてあげられなかった。」

涙ながらに話すその方は



一生懸命に話をしてくださった。




一言一言を
噛み締めて話を聞けた。














結局、最後まで掃除を手伝ってくれた2人。


「12時から牛丼が配給されるから
お兄ちゃんのも取ってきてあげるね!一緒に食べよっ!」




と言い残して行ってしまった








一緒に食べたかったけど
午後の作業の予定もあるし
俺だけ残るわけにもいかない。



まともにバイバイも言えずに
お別れしてしまった。

本当に後悔している。


悔しい。
















ブログを書きながら1日を振り返ると、考えが二転三転する。


頭が痛い。




さすがに身体も疲れがたまってきている気がする。



あぁ、また萎えてきた。


休憩しよう。











続く。



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