新宿を出てから11時間。
ようやく目的地の石巻市に到着。

高速を降りてすぐに
異常に砂っぽい。と感じた。
地面は白く、砂が固まったような感じ、どんどんとバスは奥へと進み、道が歪みひび割れ、所々に車が放置されている。

店舗は全て閉まっていて、割れたガラスの残骸や、泥だらけの店内が
バスの中からも見受けられた。





バスを降りるとまず始めに感じたのは生臭さ。

それと空気の粉っぽさ。
たまらずマスクをつけた。





予定ではバスを降りたところから
15分ほど歩けば、寝泊まりできる場所にたどり着ける。はずでした


しかしなぜか
全く別の所に下ろされてしまった様で
地図を見てもさっぱり。

携帯のナビで検索しながら歩くこと30分with荷物。




肉眼で見る
リアル

ゾッとした。





泥を含んだ海水が




どの高さまで迫っていたのか。







どのように迫ってきたのか








なにを奪ったのか。







そんな中すれ違う
被災者の方々
何でかわからないけど
目が合わせられない。


なにか言ってる気がした。

「よそ者が来た」







いや、そんなことは
絶対に言っていない。

でもなにか
被災した方にしか
わからない気持ちが

僕達が思っていたよりも
遥かに上回っていた。

上回っていたというより
目で見て
初めて知ることができた。と言うのか。


続く


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