成瀬は天下を取りにいく | 個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

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鹿沼生まれ鹿沼育ちの塾長が鹿沼の子の為に開いた個人経営の塾です。
読書大好きなので本の紹介もしています。

夏期講習が終わりました、

今日は久々に本の紹介です。

本選びの参考によろしければ。ウインク

 

2024年本屋大賞受賞作

アマゾンレビュー星4.4

 

 

「成瀬は天下を取りに行く」主人公の成瀬は、勉強もスポーツも得意で、絵画でさえ賞をもらうような優等生の中2の女の子です。

でも、どこかちょっと変わってる。夏休みの始めに、地元の西武百貨店が閉店することを知った成瀬は、その百貨店から毎日中継するローカルテレビの番組に閉店まで毎日映ろうと言い出します。

かと思えば「M-1に出よう」と言出だしたり、高校の初日に坊主頭で登校したりします。

 

物語は、そんな成瀬に付き合う友人達の目線で始まります。

成瀬の奇妙な計画に巻き込まれながら、友人は彼女の意外な一面や、彼が何を考えているのかを少しずつ理解していきます。このお話は、成瀬という変わった子の行動を通して、友達との絆や、ちょっと風変わりな挑戦がどんなふうに成長や新しい発見につながるかを描いています。

 

彼女は、ある時期まで「自分の勝手だから関係ないでしょ」と思いながら行動していましたが、ある出来事をきっかけに「ひょっとして周りを巻き込んでた?」と考えるようになります。

物語は、最終章までは成瀬の友人たちの目線で進みますが、最後には成瀬本人の視点に変わります。そこで、彼女が何に悩み、どのように迷っているのかが明らかになります。成瀬の行動の裏にある心の葛藤や、彼女がどのように自分と向き合っていくのかが描かれていきます。。

 

私の感想 けっきょく人はみんな違っていてみんな普通だと思っていて普通じゃない。自分がどう行動しようが周りには迷惑もかけるかもしれんが喜ばせたり楽しませたり時には励ましたりすることにもなる、周りの目を気にして行動出来ない人たちにぜひ読んで欲しい。最後に気に入った言葉「成瀬はそれで良いと思っている、たくさん種をまいて一つでも花が咲けばいい、花が咲かなかったとしても挑戦した経験はすべて肥やしになる」

 

以上