「どうせ」で始めると 憂うつなことも
「どうせなら」で始めれば 面白くなる
by 中山 庸子 エッセイスト
勉強や仕事など
気分が乗らなかったり
嫌々でもやらなくちゃ
ならないことってありますよね。
例えば、漢字練習や単語練習を宿題に出されたとします。
「どうせ練習したって、すぐ忘れちゃうから適当に書いて
とっとと終わらせちゃおう」
とやる人と
「どうせなら全部覚えちゃおう、テストに出るかもしれないから」
って考える人
そのあとの単語テストや漢字テストの結果は少ししか
違わないかもしれないけど
その考え方の積み重ねが、やがて大きく違ってきます。
みんなが知っている豊臣秀吉は
かつて織田信長の草履取りでした。
草履取りの仕事なんて、主人が出かける時に
草履を出すだけの仕事です。
そこでどうせ草履を出すだけの仕事だと腐らずに
彼はどうせなら信長に喜んでもらおうと
寒い日に草履を懐に入れて温めておきました。
それが信長に気がきくやつと認められ
出世街道を上っていくことになるのです。
勉強をしていると
どうせやったって変わらないよと
思う時があるものです。
それでもやらなくちゃならないのが
勉強です。
そこで、考え方を
変えて
どうせなら覚えちゃおう、
どうせなら楽しんでやろうと
自分に言い聞かせてみましょう。
必ず結果は違ってきますよ。