こんにちは、実力テストの結果が返されて
保護者の方から進路や学習についての
相談を受ける事が多くなりました。
面談での相談は随時行なっておりますので
お気軽に教室にお電話下さい、
ご都合に合わせます。
さて、話変わって
昨日内閣改造がおわり
新しい大臣が決まりましたね。
これからの国会がどうなるのか?
一つのキーワード
ねじれ国会について勉強しましょう。
まず国会は
与党=衆議院に過半数の議員がいて
政権をとっている政党
(現在、民主党と国民新党)
野党=与党以外の政党
(自民、社民、公明、共産、みんなの党、・・・・等)
の二つに分けることができます。
そして、日本の国会は二院制で
衆議院と参議院があります。
で法律を作ったりする時に
先ずは衆議院で話し合います(先議権)
そして過半数を超える賛成があると次に
参議院で話し合います。
そして、ここでも過半数を
超えると、その法律が制定されます。
つまり法律を作るには両方の議院で
過半数の賛成をとらなくてはならないと
いうことです。
現在、衆議院で過半数の議席をもっているのは
民主党と国民新党の連立与党です。
ところが参議院では
この前7月の選挙で与党が議席を減らしたため
過半数を超えることが出来ませんでした。
なので参議院では反対する議員のが
多いということです。
衆議院 与党が優位
参議院 野党が優位
両議院で違っている、いわゆるねじれている
これをねじれ国会というのです。
では、両院の意見が違った時にはどうするか?
例えば総理大臣を決める時には
衆議院の決定が優先されます(衆議院の優越)
だから民主党の菅さんは参議院で反対されても
総理大臣になれるのです。
その他、条約の批准や予算の制定は
衆議院の優越があるので問題はありません。
ただし、法律を制定するには
この衆議院の優越が適用されないのです。
参議院で反対されたら、
もう一度衆議院で多数決をとって
こんどは2/3 以上の賛成が必要なのです。
現在、与党は衆議院で2/3以上の議席を持っていません。
なので法律を作りたくても参議院で反対されたら
その法律は作れないってことです。
さあ、菅さんは困っています。
やりたい事が全部参議院で反対されたら
何も出来ないのです。
ではどうするか?
野党に話し合いでお願いするしかありません。
つまり、野党の意見を取り入れなくては
前にすすめないのです。
先日の民主党代表戦で小沢さんに期待した人は
この野党にお願いする力が
菅さんより小沢さんのが力があると思われているからです。
小沢さんはかつて自民党にいたので人脈もたくさんあるのです。
結局、小沢さんは負けてしまいましたが。
さて来年の3月までに予算(来年度の税金の使い道)を決めて
それにまつわる法律を作らなくてはなりません。
作れなくては国が困り、国民が困ります。
野党がどうしても賛成してくれない時は
選挙のやり直し(衆議院の解散)をして
与党が2/3以上の議席を取りにいくという事もあり得ます。
今後の菅さんの政治手腕に注目です。
こういう風に選挙ってのは、
きちんと国のやる事に関わっているのがよくわかりますね。
だから国民主権なのです。
一人一人の一票が政治を動かしているのです。
今日はねじれ国会について勉強しました。