【暗号通貨って何だ!?】
日本では仮想通貨と呼ばれていますが、世界では暗号通貨と言われていて、
代表的な暗号通貨が「ビットコイン」と呼ばれるものです。
暗号通貨にも様々の種類があり、人気の高いものは値が上がり、人気のないものは値が下がるという為替と同じ動きをします。
『暗号通貨の歴史』
2009年10月に、New Liberty Standardによりビットコインと法定通貨の交換レートが初めて提示されました。
この時の価格は日本円で1BTCが約0.07円。
2009年10月12日に、New Liberty Standardが5,050BTCを5.02ドルで購入し、これが初めてのビットコインと法定通貨間の交換となり、
2010年5月22日にピザ2枚(約25ドル)と10,000BTCの交換が行われ、これが実店舗での最初のビットコイン決済の例となりました。
この時1ビットコインは、日本円に換算すると0.2円
2010年7月11日に、コンピュータ系ニュースを中心に取り扱う電子掲示板であるSlashdotにビットコインが取り上げられ、
これにより、多くの人々にビットコインが知られるようになります。
2010年7月18日に、ビットコイン取引所Mt.Goxがサービス開始します。
この時、1ビットコインは日本円で7円
2010年8月15日 ビットコインの脆弱性を突き1,840億BTCが偽造されました。
https://sourceforge.net/p/bitcoin/mailman/message/25954806/
ビットコイン史上最悪のセキュリティ事件といえますが、
すぐに開発チームにより修正対応がなされ、影響はほとんど残りませんでした。
2011年3月6日 Mt.GoxがMark Karpelesの運営する日本を本社とするTibanne社に買収されました。
事実上、日本国内で最初のビットコイン取引所となりました。
この時1ビットコインは74円
2011年4月にTIME誌で初めてビットコインの特集が組まれ、
メディアに注目されたことにより急速にビットコイン価格が上昇し、
一時31.91ドルをつけました。
2011年6月12日1ビットコインは1489円
2011年6月15日に、Mt.Goxがハッキング被害を受け、
ビットコインやユーザー情報・パスワードが盗難され
約1週間取引が停止されました。
http://www.zdnet.com/article/bitcoin-market-flash-crash-and-database-leak-from-mt-gox/
この影響で、連鎖的に他の取引所からもビットコインの盗難が発生し、
ビットコイン価格が著しく下落しました。
2012年12月、Wordpressがビットコイン決済の受付を開始。
これまでで最大規模のビットコイン決済を受け付ける事業者になりました。
https://en.blog.wordpress.com/2012/11/15/pay-another-way-bitcoin/
2013年3月16日から始まるキプロスの金融危機により、
キプロス国内の銀行が閉鎖されるなど
法定通貨(ユーロ)への信用が低下し、
ビットコインの人気が高まりました。
http://jp.ibtimes.com/articles/327835
これにより、一時1BTC266ドルとなり、過去最高の価格となりました。
2013年3月19日、アメリカカリフォルニア州のサンディエゴで
世界初のビットコインATMが設置され、ビットコインATMがサービスを開始。
2013年12月4日、NHKが初めてビットコインに関する特集を放送しました。
http://www9.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2013/12/1204.html
日本の大手放送メディアで最初にビットコインが取り上げられた結果、
翌日12月5日にはビットコインが史上最高価格となり、
日本円-ビットコインの取引で一時127,800円/BTCを記録しました。
最高価格を記録した同日、中国政府が金融機関による
ビットコインの取り扱いの一切を禁止することを発表しました。
http://www.bloomberg.com/news/articles/2013-12-05/china-s-pboc-bans-financial-companies-from-bitcoin-transactions
これに伴い民間の中国取引所が自主的に一時サービスを中止するなどして、
これ以後大きく価格が下落することとなります。
この日の価格は1ビットコイン110000円
2014年2月24日、ビットコインの初期から圧倒的な取引シェアを占めていた
世界最大の取引所のMt.Goxが、
ハッカーにビットコインを盗難されたとして、取引を中止し取引所を閉鎖しました。
これは大きく報道されたのでご存知の方も多いと思います。
しかし、その後も世界では取引所が次々と開設され、
シンガポールを拠点とする取引所Quoineが日本でも同時にサービス開始しました。
この時、1ビットコイン64774円
2014年12月には、Microsoft社がアメリカ在住者限定で
ビットコイン決済の受付を開始しました。
2015年1月4日にMt.Goxの閉鎖後最大規模の取引所であったBitstampがハッキング被害を受けました。
被害額は約500万ドルであると発表されました。
http://btcnews.jp/bitstamp-lost-19000-btc-by-hacked/
すぐにハッキングから流通を守るための対策がとられました。
2015年6月3日、アメリカニューヨーク州でのビットコイン事業を免許制とする「BitLicense」が正式に発表されました。
http://www.dfs.ny.gov/legal/regulations/adoptions/dfsp200t.pdf
この時1ビットコイン28027円
2015年3月15日、欧州司法裁判所により
ビットコインの売買に関するVAT(付加価値税, 消費税)は非課税であるという判決が下され、
このニュースをきっかけとして大きく価格が上昇することとなりました。
http://btcnews.jp/eu-bitcoin-exchange-is-now-tax-free/
2016年3月1日、通販事業やレンタル事業等を手掛ける総合サイト
DMM.comでビットコイン決済の受付が開始されました。
この時1ビットコイン49602円
日本国内での大企業のビットコイン決済受付は、これが最初の例となります。
これを皮切りに日本でも暗号通貨が使えるお店がどんどん増えているそうで、
現在全国1400店舗を超えています。
使っている人はほとんど外国人だそうですが、
これからオリンピックに向けてどんどん拡大するのではないでしょうか。
何度かトラブルに見舞われましたが、
その度にブロックチェーンという仕組みが強化され、
今ではそういうトラブルもなく、
日本の銀行も独自の暗号通貨の開発に取り組み始めています。
初めて提示されたときの価格が0.07円だったビットコインの価格は、
今現在すでに7万円を超え急上昇しています。
このあたりの事情について、教師生活25年を超える現役大学教員の泉忠司先生が分かりやすく解説してくださっています→http://goo.gl/ZmHGMb
私には雲の上のお話でしたが、とてもよく分かりました。
ご参考になれば→ http://goo.gl/ZmHGMb ^^) _旦~~