病院に行ってきた。
CT検査もしてくれて、あとは結果を待つばかり。
お世話になった総合内科の前は
何かのイベントかと思うほど人が多くてびっくりした。
そのほとんどがお年寄りなんだけど
私のような中年組もたくさんいた。
結果は来週の月曜日にわかることになった。
さっさと終わらせて、早くこのモヤモヤから解放されたい。
実際、問診票記入時にはビビった。
深刻な病状の場合の家族の連絡先や
真実を知りたいかどうか、など
臨場感がありすぎた。
誰もが記入する形式上のことに過ぎない、と思いつつ
"肺に影"を隠し持つ私には
結構ストライクだった。
後ろに座っていた60代と思しきご婦人は
ガンサバイバーで、そのプロセスを
たまたま隣に居合わせた別のご婦人に
丁寧に語っていた。
聞きたくなくても耳に入り
他人のことなのに辛くなった。
やっと会計を終えて病院を出ると
外はいい天気でホッとした。
お腹が空いていたので
パン屋さんでカツサンドを買って
ガシガシ食べた。
やっぱ、こういう時は手っ取り早く肉!
その後仕事がキャンセルになったので
天気もいいし歩きに行った。
いつも通る銀杏の木がこんなに色づいていた。
昔、小学校には大きな銀杏の木があって
掃除の時間になると運動場に出て
みんな手に爪楊枝をもって
銀杏の枯れ葉を一本一本刺していったことを思い出した。
一番多くの枯れ葉を刺そうと躍起になっていた。
今から思えば面白い掃除のしかただな、と思う。
楽しかった記憶しかない。
あの頃のお友達はどうしているだろう?
走るのが得意で脚が長かったみっちゃん。
ちょっとぽっちゃりだけどオシャレだったひろみちゃん。
まきちゃんはいつもボス的存在だったな。
最近短期記憶がかなり怪しくなっているが
昔のことはその色や匂いまで思い出せる。
年をとったなーと思う。
そんなどうでもいいことを考えながら
中心の思考を避けてひたすら歩く。
もうカメはどこにもいないので
雲の形をみながら想像を膨らませる。
ちなみに雲がヒツジに見えたりすることを
パレイドリア現象というそうだ。
ふだんからよく知っているものの形を、
本来はそこに存在しないにもかかわらず思い浮かべてしまうという、
心理現象のひとつらしい。
これ、というカタチを見つけることができなかったけど
ひっそりと存在感を出しているハーフムーンが
とても美しかった。
共通テストまであと63日。
平太郎は何を想っているのだろう。
LINEの返信はなく既読すらつかない。
明日は日曜日。
会いに行くべきか否か。
悩む…


