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相対性理論は唯一絶対の理論ではない。
「いや、そう言ったってニュートリノ騒動は間違いだったじゃないか」と言われる向きもあるだろう。しかし、大事なのはそういうことじゃない。世界には別様に解釈される可能性がつねに残されている、という、いってみれば権利上のことを言っているのだ。
「人間は脳で考えている」と言えば、かつてはそれで正解だった。しかし、最近若い人を中心に「やっぱり人間は心で考えている」という人が多くなっている。科学上の正当性を特権のように振りかざして説得するやり方は、ここ市場では支持は得られない。みんな、心を説得してほしがっているのだ。
相対性理論が唯一絶対の理論ではない、という目論見をもって、はじめて相対性理論に興味を持った人もいるだろう。だから、ニュートリノ騒動が完全に悪かったとは、ぼくは思わない。
ぼくたちがアタマのなかに持っている理論は、絶えず目の前の現実によって否定されている。否定を呑み込んで、これまでのところ生き延びてきた理論が、たまたま残っている。つぎの瞬間否定されてしまわないかどうかは、わからない。
否定をたくさん呑み込んだ理論は、いろいろな説明をくっつけている。相対性理論は、光についての日常的な経験について、太陽中心での核融合の理論をもっている。この理論が、たとえば黒体輻射とホーキング輻射を完全に同一視した理論によって否定されてしまうかどうかは、まだわからない。