自動車産業が国内の生産能力の削減に着手しました。

相次ぐ生産再編の背景には、日本車を取り巻く厳しい環境があります。

円高で輸出車の採算が悪化しているのもありますが・・・・

高い法人税、グローバル化に伴う安価な労働力等もあると思われます。



こういったニュースが出ると、、、、

国内の雇用を守る為にも空洞化は避けるべきだ!との論調になりがちですが。。。。

僕は、まったく逆だと思いますね。



グローバル社会においては、自国の雇用を守るといっても限界があるのです。

水が高きところから、低きところに流れていくのと同じく・・・・

賃金は高いところから低いところへ、シフトしていくのです。

それは、もろもろのコストを差っぴいて、賃金が同等になるまで続くのです。



もし、今、日本の雇用を守るために、日本の自動車産業が、国内の生産を減らさないとすると・・・

それは、自動車の価格競争力に現れ、雇用は一時的に守れたとしても、会社自体の競争力がなくなって行き、結局雇用を守れなくなるのです。

高い賃金や雇用を守るためには、高付加価値な物を作り出す、もしくは産み出すしかなく・・・・

安易な競争を避ける戦略は、自らを破滅に導くだけなのです。



また、円安になれば問題は解決すると言われがちですが・・・

むしろ2006-2007年に円安になって、交易条件が改善した事によって、日本の改革は遅れたと考えるべきです。

円安になると一時的には、楽になります。

しかし、20062007年に円安になった事で、電気産業や自動車産業は、下駄を履かせてもらってグローバル競争をしていたに過ぎないのです。

その下駄が外れたことで、直近では電気産業は軒並み赤字になってますし、自動車産業もこれはまずいと思い、やっと生産の海外シフトを始めました。

一時的な円安によって改革が遅れてしまったのです。

下駄を履き続けて競争させてくれるほど、グローバル化は甘く無いのです。

円高になろうと円安になろうと、グローバル社会で勝ち抜く会社または個人になっていかなければいけないのです。



そういう意味では、自動車産業の空洞化は、長い目で見た時に、日本の自動車産業には正しい選択だと思います。

一方、雇用が減って厳しくなりますが・・・・

それがグローバル社会と認識しなければいけないですし、、、

他国の社員よりも付加価値を産み出せないと、雇われ続けることはできない時代になってるのです。