またまた、高橋洋一さんの経済学の本です。
相変わらず分かりやすいですし、たぶん今の経済状況を理解するのに非常に良い本だと思います。
基本的には、金融政策で量的緩和をして、緩やかなインフレに持っていくべきだというリフレ派ですね。
個人的には、言ってる事や理論は良く分かるんですけど・・・・
本当に、今まで以上の量的緩和で、インフレ期待を醸成できるかが疑問ですね。
今デフレになっている原因が、僕は以前書いた『グローバルアービトラージ』 だと思っているので、この本質的な問題を解決しない限りは、どんどんデフレになっていくと思います。
また、何故日本だけが、デフレなのかという点については、人口ピラミッドで説明できると思います。
世界で一番高齢化が進んでいるのが日本であり、だからこそデフレ先進国になってるんだと思います。
要するに、日本のように人口が減少に向かい、高齢化が進むと、新規の需要が生まれにくいのです。
また、将来への不安から、投資等を控える為、ますます需要が減って行きデフレに進むのだと思います。
他の先進国でも高齢化は始まってますが、米国等は移民をどんどん受け入れている為、需要がまだまだ伸びてます。
だからこそ、まだインフレ期待が醸成されやすいですが・・・・
日本のような閉塞感では、仮に量的緩和を拡大しても、インフレは醸成されないような気がします。
でも、何もやらないよりは良いと思いますし、日銀が株の買い取り等を始めたように、政府や日銀が本気になれば、インフレを醸成させる可能性は十分あると考えます。
まぁ、とはいっても、なかなか本気でインフレに向かわせるのは難しいと考えますけどね。。。。
という事で、非常に経済の勉強になる良い本なので、お勧めです。
