米株・日本株ともに下落が凄いです。。。。
日本株は、2003年6月以来5年4ヶ月ぶりの安値となりました。
10月8日の下落率としては1987年10月のブラックマンデー(14.9%安)、1953年3月のスターリン暴落(10%安)に次ぐ過去3番目で、下落幅は過去18番目だそうです。
兼ねてから申している通り、デ・レバレッジなのです。
株はまだまだ売られます。。。。
日本のバブル崩壊で起きたと同じ事が、アメリカというより世界中で起こっているのです。
米国の金融安定法案可決や欧州勢の銀行への公的資金投入。
金融機関へのシステミックリスクは、なんとか回避できるかもしれませんが、景気悪化やレバレッジの解消はこれからなのです。
日本でもバブル崩壊後、まずは証券会社が潰れました。。。
野村証券を残して、山一証券は廃業。大和証券は銀行系へ。日興証券は外資系証券へ。。。。
その後、銀行の大再編が起きて今のような形になったのです。
その間はご存知のように、レバレッジの解消が起こり(B/Sのスリム化)、景気は悪化しました。
米国も同様の事が起こります。
まずは、証券会社(投資銀行)が無くなりました。
次は銀行再編です。
その過程でレバレッジの解消が起こり、景気も悪化するのです。
米国投資銀行・商業銀行の2007年末のレバレッッジ・レシオです。
カッコ内左側が総資産。右側が資本。どちらも10億ドル単位。
ベアスターンズ 36倍(395.11)
モルスタ 33倍(1,045.31)
メリル 32倍(1,020.32)
ゴールドマン 26倍(1,120.43)
リーマン 31倍(691.22)
JPモルガン 13倍(1,562.12)
バンカメ 12倍(1,716.15)
JPモルガンやバンカメと言った商業銀行は、レバレッジが12~13倍程度なのに対し、投資銀行系は概ね30倍以上。
破産したところを除いて、全て銀行系になったと言う事は、FRBの資本規制の対象になるということです。
少なくとも、JPモルガンやバンカメのレバレッジ12~13倍までバランス・シートを落とす必要がり、その売り圧力を考えると、やはり引続きデレバレッジが起こるのです。
そして、投資銀行のレバレッジ解消のみならず、住宅価格の下落によって銀行系も当然B/Sのスリム化を迫られるます。
どう考えても、デレバレッジが起こるのです。
どれくらいのレバレッジが適正なのかは、正直分かりません。
しかし、市場から調達をして高レバレッジをかけるといった投資銀行のビジネスモデルは、マーケットで否定されたが故に、消滅したのです。
今後は預金といった安定調達を持った金融機関のみ生き残れるのです。
そして、『大きすぎて潰せない』というリスクから、『大きすぎて救えない』というリスクが垣間見えてきた事から、今回の混乱が落ち着いた後は、何らかの規制を設けて、金融機関の分割が進んでいくと思います。
金融は所詮経済の潤滑油であって、そこがレバレッジをかけてマーケットで勝負を挑むのも違うし、巨大すぎてシステミックリスクを持つのもやはり違うのです。
それが、資本主義経済(マーケット)が出した、金融機関に対する答えだと思います。
もちろん、すぐにそうなるとは言いません。
しかし、ゆっくり、そして確実に、レバレッジは抑制され、規模は小さくなって行くのではと思います。。。。。