ちょっと古い記事ですが・・・・
『米企業のM&A:10-12月は国外投資家による案件が過去最大ペース』との記事がありました。
海外投資家による米国企業への買収案件は、過去10年で最大の割合となり、ドル安が追い風になったと思われます。
通貨が弱くなる事が、どういうことなのか垣間見られた記事です。
もちろん、深刻化してきた景気減速を外国マネーが米国に入る事で和らげてた事は事実ですし、相当景気にプラスになっています。
ただ、FRBや米政府は海外マネーに少し甘えすぎている感はありますが、まぁ、致し方無いでしょう。。。
日本は目先は世界的なデレバレッジ(レバレッジ拡大の巻戻し)が起きる中、リスクリダクションから円高になる圧力が若干残っていると思われます。
しかし長期的には、日本円が基軸通貨を目指した事は夢物語で、完全にローカル通貨になってしまいましたし、目先のテクニカル的な円高が終われば、強烈な円安が来るのです。
そして、その円安の時には世界から圧倒的なマネーが日本企業を買収しにきます。
その時株価が急騰するでしょうが、既に海外勢の会社になっているので、日本人は恩恵を受けられません。
どうすればそうならないかは、まず円高こそ国益であり、世界からマネーが集まってくる魅力的な国家にする事です。
かつ、グローバルスタンダードで戦える企業が現在は製造業の一部にしかないのですが、上場企業全社が世界企業とガチンコで勝負できる実力をつけるしかないのです。
英国をはじめ欧州各国は通貨安がどんなに惨めかを知っているので、ポンドやユーロを基本的には強くする事に腐心しています。
米国もルービン以降、基本的にはドル高政策です。
これまで英国や欧州で景気が拡大した理由の一つに通貨高の恩恵があると確信しております。
従って、日本も円安を望むのでは無く、円高こそ国益という政策を打ち出していくべきなのです。
早すぎる通貨高は対応ができないので、ゆっくりとした円高になれば一番歓迎できます。
少し長々となりましたが・・・・
前回書いた『円高は国益』 に付随する記事と思い書きました。
日本の政治家が、この事を理解して、政策を運営していって欲しいものです。
しかし、何度も言いますが・・・・
現状のままでは円を買う理由は見当たりません。
というより、この最後の円高が終われば、強烈な円安がくるとの見方は不変です。
目先テクニカル的には104円程度までの円高はありえるかもしれませんが、引き続きBuy On Dipsです。