予想レンジ:108.50-111.50
【レビュー】
先週は主だったイベントもなく、基本的にはテクニカル的な売買により相場が動いた印象。
ドル円、ユーロドル、その他通貨しかり、今までのドル売りからのドル買戻しが入った。
ドル円については、安値となる109.05まで下落したものの、109.00のオプションの防戦買いや週半ばからの新規投信設定と思われるドル買いも入り、断続的にストップロスをつけながら110.83まで上昇した。
【予想】
今週も主だった指標もなく、ドル円相場はユーロドル、クロス円等の値動きや、日本株、長期金利の動向を見ながら揉み合う展開を予想。
日米金利差を考えると引き続きドル堅調地合いは変わらないものの、日本の景気回復は鮮明であり日経平均株価が堅調推移する限りは、ドル円の上値を押さえるか。
しかし、週後半から9月の頭にかけて選挙の話題が持ち上がると、政局リスクから日本株も上値を押さえられ、ドル円も再び上昇過程に入ると考えている。
チャート的にも112.63⇒109.05の半値戻し110.84とほぼ達成しており、週前半は再び109円を試すように軟調に推移すると思われる。
しかし、109円台では実需の買いや機関投資家の根強い買いも入り、仮に109円を割れても一気に下落する地合いではない。
また、日経平均株価も外国人投資家の買いがそろそろ一服しだす頃であり、また徐々に政局リスクを意識し出せば、頭が押さえられドル円を底支えしそう。
上記を勘案すると、今週はもみ合い相場となると思われるが、ユーロドルが引き続き下落してくるとドル円もつられて溜まらず上昇すると思われる。
しかし、先週のユーロドルの下げに対し、ユーロ円も軟調推移した為、ドル円に限って見ればあまり大きな動きにならなった。
そういった意味でも、対ユーロで引き続き円が堅調に推移するかは日経平均株価の動向次第である。
【その他】
他のマーケットを見てみると、先週はアジア株が軟調に推移。
利食いの売りや原油高による影響と思われ、今までアジア株に流れた資金フローが、日本株に流れたり、米国の投資家であればドルに回帰したと思われる。
原油高に関して言えば、日本は昔に比べエネルギー効率が高まっており、今までみたいに単純に原油高=円売りの構図は成り立たなくなっている。しかし、アジアに関して言えば、原油高の影響は大きく、原油が高騰し続ける限り、アジア株の上値を押さえると考える。
引き続きアジア株が軟調に推移すれば、最初は同じアジアの日本株に資金が流れると思われるが、長引くようであればドルへの資金回帰が強まり、ドルの底支えになると思われる。