昨日の夫はこの一週間の入院中で一番意識がクリアでした。

クリアと言っても自分が置かれてる状況はよくわかっていないのですが、いつも私から話しかけないとただボーっと時間が過ぎ去るという感じが、夫の方から色々こちらに問いかけてくれることが多く、ずーっとおしゃべりしてました。

 

今まで午後から夜に面会に行くことが多かったけど、昨日は昼前に行ったからかもしれません。

思い返せば、入院前数日も夜になるとボーっとして反応が悪く翌朝はシャキッとするという感じだったので、朝の方が元気なんでしょう。

 

おととい義姉が面会時間ギリギリまで付き添ってくれたのですが、そのとき「石垣牛」と何度も言っていたと聞いて

そんなに沖縄に行きたかったんだとまた切なくなったのですが

昨日も沖縄気分継続中。

 

「宮古空港までどのくらい?」

「ここはどこの離島?」

いやいや、ここは病院よと最初は真面目に返してたんだけど、これは一緒に沖縄に来た気分を味わった方が楽しそうだ。

 

ここは石垣島、長期の夏休みを病院風の変わったホテルで過ごしているという設定でおしゃべり。

「今年の夏休みは優雅だね~。いつもバタバタな旅行が多いからさ」

 

そして石垣島に台風直撃(ちょうど関東に台風が向かっていて外は荒天)。

「沖縄の台風ってどんなだろう、ワクワクするねー」

 

この設定に乗り切れない次女。

「え、違うでしょ、ここは病院でしょ」と困惑してましたが、最後は一緒にこの設定を楽しんでましたウインク

 

帰りは台風が直撃する前に先に二人で帰ってるね~と言うと

「どうしても帰れなかったら東横インに泊ってー」

なぜ東横イン(一度も泊ったことないし)?

と思いつつ分かったよーと帰ってきました。

 

昨日は会話はもちろん、段々食欲というものもなくなるらしくここ最近何か食べたいものない?と聞いても「ない」の一言だったのに、

「お腹すいたー」とか「今日の夕飯なんだろう」とか次女の持ってたハイチュウをやたら欲しがったり、食に対する興味も垣間見えました。

 

そして昨日は本来外来で入れる予定だったアバスチンも病棟で入れてもらいました。

これですべての治療が終了になります。

テモダールは飲み込む力がなくなっているので危険ということで迷いなく終了なんですが、アバスチンだけは続けたい気持ちもありました。

が、通院が大変なのとアバスチンを打っても腫瘍の勢いを止めることは難しいと言われ、アバスチンも中止の決断をしました。

 

あとは、ステロイドと腰痛緩和の薬を飲むだけとなります。

腰痛ですが麻薬に近い強い薬を飲んでいるので、ほとんど痛みを訴えることはなくなりました。

なるべく穏やかに毎日を過ごせますように・・・。