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数年前の私、過労とストレスと精神的ショックによって倒れた。私に下された病名は、鬱病。それと共に、ヘルペスや甲状腺低下症とまだまだ色々病気が重なった。体がだるくて動かない。集中力もなく気力もなく。健康だけが取り柄だと思っていた私は、何も取り柄が無くなった。
ぼーっとはしているけど、考えはしっかりしていたと思う。
私は、自分は絶対にならない病気だと思っていたから、認めれなかった。でも、記憶が飛ぶ。抜け落ちてしまうので自分では気づけない。しなければいけないという記憶だけは残り、それをした事が抜け落ちるので何度も同じ事をしてしまう。今日覚えている事が、明日は覚えていなかもしれない。でも、また明後日は覚えているかもしれない。人には理解できないだろうが、いう事を聞かない自分の頭と身体にいらだちを覚えずにはいられなかった。普通に道を歩いていて、急にここは何処なのか、どちらからきたのか解らなくなる。まだマシだったのか、しばらく顔面蒼白にはなるが 元にもどった。自分で住所を書いた紙をポッケに入れたりしたが、その時はそれさえも思い出せないので何の役にもたたなかった。
その頃、韓国ドラマで若年性アルツハイマーのドラマをやっていて、その症状が余りに自分に似ていて、すごく怖かった。
白くてぷっくりしたイモムシみたいな虫が歩いてる。ん?何処に行った?探しても見つからない。
お風呂にも中々入れなくなって行った。
人前では強い事を言っていたけど、心の中は穏やかでは無かった。自己嫌悪。不安。いらだちetc.
死を考える事は無かった⁈自分で命を絶つ。それは、ダメヤロー!チビがまだ小さい。私には育てる義務がある。…でも、人に絶たれる命なら…責任は私に無いんじゃないか、なんて考えていた。

続く