ヨード制限(ヨードの摂取を制限すること)
(H大学病院の場合)
治療前の3週間はヨード制限が必要です。
より多くの放射性ヨードを取り込ませるために、
体内のヨードをできるだけ少なくして空席を作っておくのです。
私の入院治療行ったH大学病院の場合
最初の2週間は、医師の指導のもと家庭で行います。
治療の1週間前からは厳しいヨード制限が必要となるために
原則として入院します。
実はこのH大学病院のヨード制限、自他共に認める厳しさです。
入院後は許可されたもの以外は口にできません。
基本、病院食とデイルームのお茶、水
水はペットボトルの場合国産のもの
病院食以外で何か飲食したい場合は
必ず医師や看護師に相談することになっています。
化粧品や点眼薬、軟膏、貼用薬、サプリメントなどにも
ヨードが含まれているものがありますので
使用希望がある場合必ず相談することになっています。
また、体内に残っているヨードを尿から排泄するために利尿剤を服用します。
水分は1日1リットルを目安に多めに摂ります。
入院時の病院食は完璧なヨード食です。
家庭でのヨード食つくりの参考にと事前に献立表を頂きました。
治療入院中のブログ記事に毎日の献立メニューをUPしています。
ヨード治療~入院1日目
http://ameblo.jp/obc-k/entry-11441994410.html
後日、調味料も追加しましたのでもしよろしければ参考になさってください。
ちなみに
11月22日の記事
ヨード制限食について
http://ameblo.jp/obc-k/entry-11410756537.html
「絶対に食べてはならない食品」など詳細を記載しています
調味料などについて補足です
★食べて良い調味料
塩(精製塩、いわゆる食卓塩)
醤油(生醤油、メーカーは問いません)
こしょう
砂糖
お酒
油類(サラダ油、ごま油)
お酢
★食べてはいけない調味料
寒天などヨードが多く含まれている場合が多いため
岩塩などの食塩
(外国産のベーコンなどの食品ははヨード塩を使っているので要注意)
マヨネーズ
ケチャップ
だし入り醤油
ソース
ドレッシング
※プリン・ゼリー・ヨーグルトや豆腐など「とろみ」のついた食品には
寒天など海藻由来の増粘剤が使われているものが多くあります。
ヨードの含まれる量が多くなりますのでご注意ください。
やむを得ず召し上がる場合は
食品の原材料の記載を確認して、ゼラチンで調理したものを選んでください。
※海藻由来の増粘剤
寒天・カラギナン・アルギン酸と記載されている場合があります。
制限中は食べないでください。
※間食については基本的におすすめしません。
おせんべい・おかき類については、ダシなどうまみ成分が多く含まれているので
制限中は食べないでください。
※昆布・魚介類はうまみ成分としてめんつゆ・味噌・加工食品など
さまざまな食品に含まれているので原材料の表記を確認してください。
病院によっては治療期間や方針が違う場合があります。
あくまでも参考としての情報提供とご了承ください。
私のおこなったヨード制限食について別記事で書いています