13:00頃、看護師さんに連れられ夫とともに医師のもとへ
説明を受けた内容を記載しておきます。

【合併症】
縫合不全・術後出血・感染・肺合併症・精神障害

【併発症】
心不全・不整脈・肺塞栓・脳梗塞・脳出血

【甲状腺全摘術について】
★悪性を疑う腫瘍に対する治療のために必要となります。
★甲状腺切除に加えて、甲状腺・気管周囲のリンパ節を除去する治療も同時に行います。
★術後に甲状腺ホルモン剤を一生涯内服することが必要となります。
 副甲状腺ホルモンは生命に不可欠なものです。
★術後に副甲状腺機能低下により、低カルシウム血症が見られる場合があります。
 症状として、顔面・指趾のしびれ感や筋肉のこわばりがあります。
★低カルシウム血症に対して、ビタミンD剤やカルシウム剤の内服が必要となります。
★術後に反回神経麻痺が生じる可能性があります。
 一側性であれば声がれ、両側性であれば呼吸困難を生じる可能性があります。
 呼吸困難が見られる場合には気管切開が必要となります。
★切除された病変の病理結果は、2~3週間後に外来にて説明となります。
★病理結果により、追加治療の可能性があります(放射性ヨード治療)
★キズがケロイド状になったり、のどに違和感を自覚する場合があります。

【頸部郭清術について】
★悪性腫瘍の頸部リンパ節転移に対する治療のため必要となります。
★術後に以下の神経障害が出現する場合があります。
 顔面麻痺(表情筋のマヒ)
 副神経(肩の拳上障害・肩が下がる)
 舌下神経(舌の運動障害。嚥下障害・構音障害)
 迷走神経(声がれ)
 舌神経(舌のしびれ・味覚障害)
★術後にリンパ漏が出現する場合があります。
 リンパ漏に対する治療のために、絶食や再手術が必要となる場合があります。
★術後に頸部のしびれや痛み、肩こりなどが出現する場合があります。
★切除された病変の病理結果は、2~3週間後に外来にて説明となります。
★病理結果により、追加治療の可能性があります(放射性ヨード治療)

このブログの日付は当日になっていますが、実際は退院後に書いています(10/10)