ワッシュさんの2017年春「対決映画ベストテン」に参加してみたいと思いました。

でも、対決映画といってもすぐに思い浮かんだのは数本で、とてもベストな「選出」に至るほど思い浮かびません。

そこでワッシュさんのブログやそこに応募された方のものを眺めて、参考にさせていただきました。 

〈参考〉ワッシュさんのブログ→「男の魂に火をつけろ!〈対決映画ベスト〉」

 

1.フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966)

対決映画といって、浮かんだのがこれです。祖母が住んでいた蒲田の映画館で、二つ下のはとことみたのですが、私が号泣して彼女はドン引き。しかし怪獣兄弟の対決と悲しみが私の心に深く、深く、刻まれたのでした。

 

 

2.モスラ対ゴジラ(1964)

ゴジラ関係の対決ものでは、やはりこれ。寿命なのに最期の力を尽くして、卵と身勝手な人間を守るため、ゴジラと戦う母モスラ。その仇をうつのが幼虫のモスラ。幼虫のほうがゴジラに勝つ、とは信じられないのですが、母も子も健気なモスラを応援しないわけにはいきません。

 

 

3.ルパン三世 ルパンVS複製人間 (1978)

三波春夫先生が歌うルパン音頭も含めて、私が一番好きなルパン映画がこれ。テキトーに作っているようで、いつみても古さを感じない。一万年生きようと数十年だろうと、この世にあるものは、いつかは消滅するのね。それは止められないのね。という至極、真っ当なお話。神を名乗るのに、そんなこともわからず、不老不死に執着するマモーは哀しいです。せっかく長生きなのにね。でも劣化を意識しながら、長く生きるのも辛いかな。

 

 

4.フランケンシュタインと狼男(1943)

存在自体が悲しいフランケンシュタイン好き(笑)。演じるのは、「魔人ドラキュラ」などの有名なドラキュラ俳優のベラ・ルゴシ。本来なら同じく有名なフランケン俳優、ボリス・カーロフの領域なのに、老いをただよわせ(60だそうだが)、慣れない怪物に扮する。だが、ほとんど狼男、ロン・チェイニー・Jrが中心のお話。

 

 

5.ガメラ2 レギオン襲来(1996)

平成ガメラ三部作は、どれも素晴らしいが、VSものとしては、「3」のガメラ自らの腕を切り落としてのイリスへの反撃が好きなのだが、あんまり巫女的なのがだめ。山吹千里は大丈夫(笑)だが、藤谷文子とか、前田愛とか…皆さん、そこがいいのでしょうが、この辺りはあっさりやってもらいたい。その影響少なく、ガメラ、レギオン、自衛隊がガッツリ闘う「2」。脚本も良いと思う。

 

 

6.座頭市と用心棒(1970)

これもすぐ浮かんだが、座頭市の勝新太郎はいいとして、用心棒は大丈夫かな。  Amazonみたら、「黒澤明作品(「用心棒」「椿三十郎」)で知られる用心棒こと三船敏郎」とあったけど…。勝と三船、二大スターの対決は、考えただけでもワクワクです。しかも、監督は岡本喜八。音楽は伊福部昭。撮影の宮川一夫とは合わなかったみたいだが、全員悪人にしてもユーモアがあり、テンポよく岡本風に仕上がっています。

 

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7.県警対組織暴力(1975)

県警版仁義なき戦い、元祖全員悪人、アウトレイジ過ぎるお話です。脚本素晴らしく、マッドぶりが光るヤクザ松方弘樹と仲良し、悪党警官の菅原文太、無邪気な正義をとなえ対立するキャリア梅宮辰夫。ラストは物悲しく、切ない。

ワッシュさんのブログでは、一位に挙げられてますが、深作欣二監督、笠原和夫脚本の仁義なきコンビの傑作。

 

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8.フレディVSジェイソン(2003)

フレディはあまり好みでなく、ジェイソンもそろそろ限界と思っていたが、これにはいたく感心した。妙にユーモアあり、あかるめのフレディに違和感を覚えつつ、血だらけジェイソンとの最後のバトルって、もはやホラーは忘れて。

 

 

9.盲獣vs.一寸法師(2001PFF/2004)

映画学校の学生たちと作ったという、石井輝男監督の遺作。出演者も公募したというが、主演が若~いリリー・フランキー(映画初出演)に、塚本晋也、及川光博、丹波哲郎まで出るが、思いっきり予算のない天知茂の明智小五郎ドラマのよう。

だがしかし、映画愛に溢れている。エロ、グロサスペンスの内容にそぐわぬが(笑)、愛、燦々なのだ。もう少し、もう少し、予算を、お金をあげたかった。今なら、クラウドファンディングに参加したい。私は恥かしながら、元小沢チルドレンの議員ヌード騒動でみたが、騒ぐほどのことではなかった。

実は対決映画で、真っ先に浮かんだのがこれ。該当するのかどうかもちょっと悩んだ。好きということなら、二位でもいいが、技術の高いシンパの協力があるとはいえ、残念ながら、映画未満なカンジがただよう。映画は監督のものだが、どんな低予算でもお金を取ってくるプロデューサーはえらい、とわかる。石井輝男の輝きと哀しみの詰まった愛すべき作品。

 

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10.メガ・シャークVSメカ・シャーク(2013)

B級とかC級とかのランクもつけががたい映画。作業とか、食事しながらみればなんとか。で、時々、思わず画面をみてしまう。私、このメカ・シャークがお気に入り。地上での暴れっぷりがよい。はっと、我に返り、時間をムダにした自分を呪い、いつの間にか、我が悩みみたいものも消失。

 

 

番外・ゴジラ×メカゴジラ(2002)

対決映画として怪しいものもあるので、そのときはこちらを。ゴジラ好き、メカゴジラ好き、そして釈由美子好き。ストイックで優秀な女性隊員、ゴジラのDNAをもち、咆哮に反応して、大暴れするメカゴジラ。私は釈さんが、「機龍!!」と呼ぶと、なぜかときめきます。

 

 

 

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