大漁旗が ひしめく 明石 魚の棚 商店街

頭上を 見たら えらく 活気づいているけれど
昔に 比べたら
魚屋さんが 減ったこと...

娘たちが 小学校の 社会科の 見学に
訪れて いた頃は...
タコが トロ箱から 逃げ出し
買い物客の 行く手を 阻んだり
カレイが 跳ねて 子どもたちを
驚かせたり...

春には 1キロ500円を 切る 安値で
売られていた イカナゴの 新子も
今では 1,000円を 切ることは
ほとんど なくなった 高級魚に なり...

地元民の 台所が
いつしか メディアに 取り上げられ
観光客向けの うおんたなブランドが
作り上げられて行ったように 感じている

そんな中...
コロナ禍で 客足が 途絶えたせいか...
店主の 高齢化で 存続が 厳しくなったのか...
魚屋の 何軒かは
コジャレた お寿司屋さんや
一杯飲み屋に 代わっていた

明石焼の 店も 一時期に 比べたら
減っているように 思う

ダミ声の 魚屋の おっさんが
客を 呼ぶ声も 聞こえてこない

これ 食べれるんか...と 言いたくなる
雑魚が 入った トロ箱も 見当たらない



変わりゆく 地元の 風景...
時代の 移り変わりは ちょっと 寂しくも ある