「真野鶴」五代目留美子の蔵元日記 -675ページ目

親子レクリエーション大会

中学生の娘の親子レクリエーション大会・・・で、ソフトバレーボール。

ご想像通り、運動音痴な私としては、かなりレアな競技に出てまいりました(^_^;)。

身体のあちこちに打ち身を作りながらの参戦(格闘技みたいだ・・・笑)。

チームの皆さんにご迷惑をかけているのも心が痛いし(^_^;)。

いっぱいフォローしてもらいました。

ありがたし!!

あとは、明日の筋肉痛が気になるところ(-"-;A


でも、たまには良いものですね。

親子での参加、久しぶりだったし、実はかなり楽しかったのです♪

娘が私ほどの運動音痴じゃないらしいことも確認して安心しました(笑)。


ということで、これから会社でお仕事です!

慶応大学「日本酒の魅力を伝えることば事典」プロジェクトチーム

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〝日本酒の味わいの魅力をわかりやすく伝える”。

とっても面白いテーマを研究している慶応義塾大学院政策・メディア研究科、
慶応義塾大学環境情報学部の大学生達とワークショップをさせて頂きました。


今回の目的は、学生さん達が取り組むプロジェクト「日本酒の味わいことば事典」の
製作研究に日本酒業界の酒質データの側面を体験してもらうのこと。

ということで、7月6日、猛暑の中、慶応大学三田校舎に。




(1)慶応大学「日本酒の魅力を伝える」プロジェクトチーム

慶応大学院で感性科学を専攻する彼らの研究テーマは
「日本酒の味わいことば事典」の製作を通して、
日本酒の魅力をもっと大きく広めることです。

彼らのスタートはある大きな問題意識。

日本酒の味を語ることばが、「甘い」「辛い」、「すっきり」「芳醇」
だけでいいのだろうか?
日本酒の魅力を考えるには、日本酒の味わいを語ることばを発見することが
必要ではないだろうか?

このような問題意識から、
①「日本酒の味・風味を語ることばを発見する」
②「日本酒の魅力を表現する手法を探求する」
という二つのミッションを掲げ、「日本酒の味わいことば事典」製作を決意。

今年の6月には「人工知能学会全国大会学会」での発表を果たし、
現在はその内容をブラッシュアップしていく作業中とのことです。

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(発表会の様子)

(2)今回のワークショップについて

彼らの感性的言葉・・・その再現性をアップするために「日本酒の利き酒」に
ついてセミナーをさせて頂きました。

普段の講演やセミナーでは、「きき酒」のやり方や日本酒知識を語ることが
多いのですが、今回は実際に「きき酒シート」を用意して、メンバーの皆様に
書き込んで頂いたりとかなり実践的な内容で体験して頂きました。

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例えば「辛い、甘い」「アルコールが強い、弱い」の感覚も個人差が大きいですし、
自分の感覚でさえもタイミングが変わると感じ方も変わったりします。

そのズレが大きいと、再現性が低く、評価のブレも大きくなってしまう。

なので、「利き酒」についての知識をより深く理解して実際に訓練することによって、
再現性を高め、評価基準が安定することが期待されます。

その能力を基礎としながら、さらに豊かな感性で味わいを表現すると、
もっともっと世界が広がるかと思うのです。

ちなみに、プロジェクト代表の福島さんは日本醸造協会主催の
「きき酒セミナー」を受講しただけあって、かなりのきき酒能力でした。

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(3)今後期待するもの

今回のワークショップに先立ち、慶応大学の「味わいセンサー」プロジェクトで
利き酒に使用する日本酒の味わい評価を予め検査して頂きました。

科学的なデータと、日本酒業界の指標である酒質データ。
そこに感性での味わい表現が加わることによって、
そのお酒の味わいが立体的に感じられてくるのではないかと思います。

業界的にはついつい「〇〇の酒米を60%まで磨いて〇〇の酵母を使って
〇水で、日本酒度は〇〇度、アルコール度は〇〇%、酸度は・・・」という
酒質データを説明しがちなのですが、そのデータはデータとして大切ですが
実は一般の愛飲者(あるいは予備軍)にはなかなかイメージしずらい
データ群でもあります。

さらに、ワインと違って、日本酒を表現する語彙というのは大変狭い。
(ちなみに、私はワインも大好きです)


ですから、日本酒の味わいを多くの皆様にお届けする言葉の表現が広がり、
日本酒の奥深さがどんどん膨らんできたならば、日本酒の海外への広がりにも
寄与するに違いありません。

そして、今はついついラベル(ブランド)に頼りがちな情報が
飲み手にもわかりやすい表現で伝わることによって、
いろんなお酒、飲んだことのないお酒にも興味が広がり、
ヴァラエティに富んだお酒の飲み方や、愛飲者の増加につながることを期待するのです。

研究グループ代表の福島さんによるとブラッシュアップを継続するということで、
その内容はより便利で実用的なものになっていくと思います。

何よりも、その取組自体、実際にお酒造りに携わる自分にも刺激になりましたし、
今回は貴重な機会を頂きました。

研究グループの皆さん、ありがとうございました!!

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数年前から「ファースト酒プログラム」を提唱し、
大学生の皆さんに楽しい「ワースト酒体験=初めての酒体験」を
して欲しいと願う私としては、大変興味深い内容でしたので、
引き続き、「日本酒お味わいことば辞典」の今後に注目してまいりたいと思います。



本プロジェクトについては、こちらの公式HPをご覧ください!


by「真野鶴」蔵元 尾畑留美子
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今年の初浴衣

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先日、日本酒造組合中央会のイベント「日本酒クールスタイル」の際に
“スタッフ蔵元は全員浴衣で”のS蔵元からの指令により
今年の初浴衣を着させて頂きました。

せっかくなので・・・。

会場の六本木ヒルズの庭園で、大学の先輩の保科さんに
写真を撮って頂きました(*^o^*)。

昨年のイベント時とは違う浴衣。

と言っても昔から持っているものですが(^_^;)。


お酒付きバージョンも♪
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慣れていないので、笑顔が固まっています( ̄ー ̄;

それにしても、暑かったぁ(;´Д`)

暑いと言っても涼しくなるわけではないよ!と
自分でツッコミ入れつつ。

さらに年に1~2回しか着る機会がないという言い訳をしたくなるほど、
浴衣というのは所作が難しいですね・・・。

普段のガサツさがつい顔を出してしまうのです。

でも、日本ならではの涼を楽しむスタイルですから、
たまには〝浴衣で日本酒”を実践したいと思います(^.^)!

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